誤解を避けるために前回の低音再生の限界について少し補足しておこうと思います。
HS-500は同じくらいの大きさのスピーカと比べて低音が不足することはないと思います。
つまり30cmウーファクラスのブックシェルフ・スピーカには低音の豊かさでは引けをとらないのです。
バスレフ特有の弾むような低音を聞かせてくれます。

でも、さすがに38cm以上のウーファ使用のスピーカには超低音の再現性で負けます。
あたりまえのことですが。

このあいだ、S先輩のJBL4344を聞かせてもらう機会があったんですが、僕の愛聴盤のブーレーズ火の鳥のCDで火の鳥のクライマックスで連打されるバスドラムの音を聞いて、これはHS-500ではここまではっきりとは聞こえないことを知りました。
さすがに、”おーっ”とうなってしまいました。

それと自分で録音したCDでホールの空調ノイズが聞こえたのには思わず苦笑。
確かに現場では聞こえていたのですが、HS-500ではあまり気にならなかったんです。
これもしっかり録音されていたことが初めてわかりました。

そんなわけで低音の限界とはこのような意味です。
ただ、3Way以上のマルチユニットのスピーカに勝る点も多いのです。
でも、それはまたの機会に

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