音楽室のお客様

2005年1月29日
先の23日の日曜日にAさんが来訪されました。

昨年のMJ(無線と実験)10月号の”HiFi追求リスニングルームの夢”のコーナーでウチの音楽室を見てご質問をいただいたのがきっかけです。郊外に新築をご計画中で、リスニングルームも作られるので参考にしたいとのことなのです。

Aさんは最近、定年退職されて悠々自適の生活を送られています。
二人のお嬢様も嫁がれたので奥さんとお二人で住むための新築計画です。
今までの普通(?)のリスニングルームのように並行面をなくすため、天井や壁を斜めにしたりする大げさな内装にはしたくないということからウチの音楽室に興味を持たれたようです。

なかなか口頭や文書での説明も難しいので実際に来ていただくことにしました。
石井式リスニングルームの場合は松浦さん(Hoteiさん、僕のHPのLink参照)に相談いただくのがベストなのでそうお薦めしたのですが、まだ、そこまでは躊躇されていて、こういう運びになったのです。

よく聴かれるのはジャズで、愛聴版のCDもお持ちになったので早速聴いていただきました。
僕の装置やそのセッティングが悪くて石井式に対する印象を悪くされては困るので責任を感じてしまいます。

Aさんは現在のご自宅ではアルテックのユニットを使用されていて何とあのフロントロードホーンのキャビネットを自作されたとのこと。それもアルテックから直接、箱の設計図や制作上のアドバイスを貰って作ったというのですからタダモノではありません。
これに大型のセルラーホーンとトゥイータ(スーパートゥイータ?)を組み合わせていらっしゃいます。
現在のご不満は低音がこもるので音量をあげると聴きづらいこと、やや定位が不安定なこと。

で、試聴の結果はまずまず。好印象を持っていただけたようです。低音はご自宅の音とはずいぶん違うようです。
ほっとしました。

ウチのリフォームの設計書をお貸しすることにしました。
さらに、しつこいようですが再度、松浦さんへの相談をお薦めしました。
僕が中途半端なアドバイスをすることはできないし、専門的に研究されている石井さんや松浦さんのご指導を受けるのが間違いないからです。
でも、やはり金銭的なご心配をされているせいか、ちょっと踏み切れないご様子。
僕もどうしようか躊躇していた時期もあったので、Aさんの気持ちは良くわかります。

何とかウマイ方向にいくといいのですが...
ご成功をお祈りいたします。

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