Oldさん邸に訪問してあの柔らかにバランスよく鳴るHS-500を聴いて考えさせられたことを前回書きました。
それに比べるとウチの音はどうも高いほうが神経質なのでどうしたものか…Oldさん邸に訪問した後、拙宅にもOldさんをお招きしているのでなんとかしなくちゃ

高音部はイコライザを通していないので調整可能なのはチャンネル・デバイダの高音のレベルとスーパー・トゥイータ用のアンプのアッテネータ。

まずはチャンネル・デバイダの高音のレベルを一目盛り落としてみることに…。
あ、これ正解みたい。たった1db落としただけなんですが、これはかなりよさそう。
神経質な感じは一挙に後退。でも、少し眠たい音か…
とりあえず、これでしばらくいろいろなCDを聴いて見ることにします。

1週間ほどいろんなCDをとっかえひっかえ聴いたんですがやはりこれでいいみたいです。刺激的なところがなくて眠れる音になっていますが、高域は可聴外まで延びているのはもちろん変わりません。やはりこの”眠れる音”がウチにはあっているようです。
しかしわずか1dbでこれだけ表情が変わるとは…。
オーディオの調整ってほんとに微妙です。

もうひとつ前から気になっていたサブ・ウーファ、サーロジックD.Cube2EXの箱の振動についても重い腰をあげて少し試して見ることにしました。箱の板振動というよりは振動板の反作用として箱全体が揺すられている感じなので鉛板を重しとして上に置いて見ましたが…これも効果あり。
TGメタルの1枚2.5Kgの鉛プレートを計5枚をSS誌を介してボックスの上に設置。
ダイアナ・クラールのSACD、The girl in the other room の中のTrack 3、Temptationのバスドラムの反応が向上し、歯切れ良くフンフン(超低音だとブンブンというよりこんな感じ)鳴ってます。サブ・ウーファは41Hz以下しか出ないのでこれ以下の周波数が多く含まれているソフトでないと効果の確認が難しいのですが、この曲のバスドラムは過剰なくらい超低音を含んでいるのでわかりやすいんです。
クラシック系ソフトではオーケストラのバスドラム(グランカッサと呼ばれているみたいですね)の強打などに超低音が含まれているくらいなので明らかな効果が確認できるディスクは少ないですが、パーヴォ・ヤルヴィの火の鳥、アーノンクールのヴェルディ、レクイエムのSACDで効果を確認。
でも、超低音がそんなに含まれていないソフトでも心なしかなんとなく音がすっきりした感じ。
やはりスピーカの筺体は重くゆるぎない状態で振動板のしっかりした支点になることが重要だということを再認識しました。

Oldさんの拙宅への訪問は先週の雪で1週間延期になって昨日実現したのですが高音調整とサブ・ウーファの重しは功を奏したようです。
これについてはまた別途。

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