前から気になっていたスーパー・トゥイータのつなぎの甘さを改善すべく、Channel Divider変更による完全3Way化を実行に移しました。

今までスーパー・トゥイータは直列にコンデンサを入れただけの6db/octで切っていたので、その切れ方はかなり甘く、カットオフ周波数12KHzにもかかわらず、耳を近づけるとメロディラインが聞こえるくらい鳴っているのがわかりました。
これをもっと急峻に切ったらもっと良くなるのでは?と考えたのが今回の新チャンデバ導入の動機。

今までもトゥイータとの能率差を埋めるために、スーパー・トゥイータ用の専用アンプを使っていたので、必要なのはトゥイータとスーパー・トゥイータの10KHz前後のクロスオーバーを受け持つチャンデバ。
今まで使っていたFOSTEX EN3000も3Wayだったのですが、ウーファとトゥイータ間の3KHzと今回必要な10KHzを設定することができないので、新チャンデバを導入することにしました。
購入したのはメジャグラン CC-3 High Grade。
周波数はイージーオーダーなので3KHzと10KHzという設定で作ってもらいました。
結果は、以下のURLの通りです。
http://members.aol.com/kksoundlab2/Status.htm
雑味が取れてすっきりした感じ。
それとスーパー・トゥイータの前後位置調整後は奥行き感もアップ。なかなかいい感じです。
この変更で大化けしたのがこのSACD。Ivan Fischerの新世界。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=519313
残響の豊かな録音ですが、ホールトーンに包まれる感じがいいんです。

この状態をOldさんに聴いていただくことができました。
昨日お忙しい中にもかかわらず来てくださったのです。
Oldさんにも、すっきり感、奥行き感の向上を感じていただけたみたいなので一安心。
特に上記、新世界のSACDは気に入っていただきました。
K&K史上最高とのお墨付きまでいただいちゃいました。
(なにぶんK&K史上なので…ですが ^^; それでもうれしいお言葉でした。)

今回の変更で唯一の問題は残留雑音の増加だったんですが、Oldさんによると、Old邸のHS-500システムのほうが大きいし、能率がさらに高いA7の場合にはリスニングポジションでも耳を澄まさなくても聞こえるくらいなので気にすることないのでは?とのお言葉。
僕にはS/Nや鮮度の向上のために通常のプリを廃してパッシブ・プリを導入した過去があるので、ノイズには敏感になりすぎていたかも。
このチャンデバの音は自然で、音が甘くなることはないので僕の好みには合っていますし、ノイズの質は悪くないので残留雑音についてはあまり神経質にならないほうがいいかもしれません。

Oldさん、今回もありがとうございました。

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