このところオーディオ関係の書き込みをサボっていました。
でも、この秋は進化の遅い僕のオーディオ・システムにとってはいつになく大きな進化を遂げた秋になりました。

まず、最初はTW(トゥイータ)とSTW(スーパー・トゥイータ)のクロスオーバー周波数の変更。
10KHzから8KHzに変更しました。
Oldさんからデジタル・チャネルディバイダdbx DriveRack260をお借りできたのがきっかけ。
このDriveRackは極めて多機能な業務用Signal Processorでチャネルディバイダの機能以外にもVoicing Equalizer機能も持つ優れもの。
今回はこれを利用してTWとSTW間のクロスオーバー周波数の変化を確認しました。
デジタル機器ですから簡単な設定変更ですぐ聴き比べられるので判断が容易です。
というわけで従来の10KHzと8KHzを比較したところ、8KHzの方がトゥイータの存在感が後退して自然でさわやかな感じに聞えます。
どうもこの辺の領域はリボン・トゥイータに任せた方がいいようです。

というわけで、ウチのメジャグランのアナログ・チャンデバのクロスオーバー周波数も変更すべくモジュール・チップを注文して変更しました。
メジャグランのチャンデバはクロスオーバー周波数の切替スイッチはありませんが、比較的安価なモジュール・チップの変更で周波数切替ができるんです。これがメジャグランのいいところ。
変更の印象はDriveRackでの実験と変わりません。
まずはめでたしめでたし。

ところで、このdbxのデジタル・チャンデバとメジャグランのアナログ・チャンデバの比較ですが、ウチの環境ではメジャグランに軍配が上がるようです。
dbxがさっぱりと音を整理して聴かせるのに対し、メジャグランはネチっこい。
デジタル・チャンデバを使用する場合には入力のADC(A/Dコンバーター)のダイナミックレンジを生かせるようにパワー・アンプのゲインを下げて使うのが良いみたいなのですが、ウチの場合は一部のパワー・アンプのゲインは下げられないので、この部分では不利です。
この条件をdbxにとって最適化すれば、また違った結果になったかもしれません。
いずれにしてもこのDriveRackにはデジタル処理機器の将来性を感じました。これ1台でチャンデバとグラフィック・イコライザーの機能が揃うんですから。しかも、お値段はかなりの割安感。
国産高級機器メーカ某A社のチャンデバとイコライザーを合わせた金額の10分の1以下です。
業務用に比べるとハイエンドの機器って高すぎ…

あ、また話がそれちゃいました。
今回の改善はDriveRackを貸してくださったOldさんのおかげ。
感謝しています。

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