2006年秋のオーディオの進化 Part5 チャンネルデバイダの部品変更
2006年11月25日
この秋のオーディオの進化、まだまだ続きます。
今回はPart5 チャンネルデバイダの部品変更。
メジャグラン製のCC-3 High Gradeのクロスオーバー周波数設定用チップですが、キャパシタ(日本語ではコンデンサと呼ぶ方が一般的かも)と抵抗を変更したものを作ってみました。
オリジナルのチップにはセラミック・キャパシタが使用されています。セラミック・キャパシタの歪率が悪いことは知られています。キャパシタの歪については以下のURLに測定結果が載っています。
http://fnt-www.ss.titech.ac.jp/~hajime/uec/distortion/cap/index.html
(ここでのセラミック・キャパシタはFZタイプという精度的に最悪のものなので他のセラミック・キャパシタはもう少しましかもしれませんが)
メジャグランで使っている一部のキャパシタはB特性。
温度特性も考慮すると実使用条件では10〜30%くらいの静電容量精度なのでかなり誤差が大きいのも気になるところです。
これをフィルムタイプのキャパシタに変更することを考えました。選んだのは静電容量の帯域を考慮して松下電器のPPS(ポリフェニレンスルファイド)というタイプのもの。静電容量の許容差±5%。
このフィルム材質のキャパシタについては僕はほとんど知識がないのですが、これはオーディオ用と銘打ったもので、電極箔に銅フォイルを用いた無誘導巻構造でリード線も無酸素銅を使っているのでよさそうです。
ついでに抵抗はオリジナルのカーボン抵抗5%精度に対し、金属皮膜1%を使うことにしました。ノイズ性能は金属皮膜が有利ですが、機器のトータルのノイズ性能はほとんど半導体の部分で決まってしまうので、これは精神安定上の効果くらいでしょうが…。
写真の左のチップがオリジナルのもの。右がパーツを変更して自作したチップ。ブルーの部品がPPSキャパシタです。
で、音はというと最初の印象では予想通り(?)あまり変わらない。
(^^;)
でも、いろんなCDを聴いていくとどうも鮫島有美子さんのソプラノで印象が違う。ヒラリー・ハーンのバッハ無伴奏もヴァイオリンの音色がつややかになったみたい。でもちょっと微妙。
というわけで鮫島有美子さんのソプラノで新旧を交互に変更しながら聴き比べてみました。やはり変更品の方が声の透明感がいい感じです。
投資対効果という点ではPart4の配線変更にはとてもかないませんが、それなりの効果はあるようです。
キャパシタが高かったため、数K円の投資でしたが、まあ、効果があったんですからいいとしましょう。
今回はPart5 チャンネルデバイダの部品変更。
メジャグラン製のCC-3 High Gradeのクロスオーバー周波数設定用チップですが、キャパシタ(日本語ではコンデンサと呼ぶ方が一般的かも)と抵抗を変更したものを作ってみました。
オリジナルのチップにはセラミック・キャパシタが使用されています。セラミック・キャパシタの歪率が悪いことは知られています。キャパシタの歪については以下のURLに測定結果が載っています。
http://fnt-www.ss.titech.ac.jp/~hajime/uec/distortion/cap/index.html
(ここでのセラミック・キャパシタはFZタイプという精度的に最悪のものなので他のセラミック・キャパシタはもう少しましかもしれませんが)
メジャグランで使っている一部のキャパシタはB特性。
温度特性も考慮すると実使用条件では10〜30%くらいの静電容量精度なのでかなり誤差が大きいのも気になるところです。
これをフィルムタイプのキャパシタに変更することを考えました。選んだのは静電容量の帯域を考慮して松下電器のPPS(ポリフェニレンスルファイド)というタイプのもの。静電容量の許容差±5%。
このフィルム材質のキャパシタについては僕はほとんど知識がないのですが、これはオーディオ用と銘打ったもので、電極箔に銅フォイルを用いた無誘導巻構造でリード線も無酸素銅を使っているのでよさそうです。
ついでに抵抗はオリジナルのカーボン抵抗5%精度に対し、金属皮膜1%を使うことにしました。ノイズ性能は金属皮膜が有利ですが、機器のトータルのノイズ性能はほとんど半導体の部分で決まってしまうので、これは精神安定上の効果くらいでしょうが…。
写真の左のチップがオリジナルのもの。右がパーツを変更して自作したチップ。ブルーの部品がPPSキャパシタです。
で、音はというと最初の印象では予想通り(?)あまり変わらない。
(^^;)
でも、いろんなCDを聴いていくとどうも鮫島有美子さんのソプラノで印象が違う。ヒラリー・ハーンのバッハ無伴奏もヴァイオリンの音色がつややかになったみたい。でもちょっと微妙。
というわけで鮫島有美子さんのソプラノで新旧を交互に変更しながら聴き比べてみました。やはり変更品の方が声の透明感がいい感じです。
投資対効果という点ではPart4の配線変更にはとてもかないませんが、それなりの効果はあるようです。
キャパシタが高かったため、数K円の投資でしたが、まあ、効果があったんですからいいとしましょう。
コメント