久しぶりの山歩き

2年ぶりにお山に行ってきました。

近年はアクセスが容易なことから八ヶ岳に行くことが多かったのですが、今年は久しぶりに北アルプスへ。

上高地から入って、18日に徳沢から長塀山（ながかべやま）を経由して蝶ヶ岳へ。
心配された天気もこの日はまずまず。
蝶ヶ岳頂上での眺望もそんなに悪くはなかったのですが、穂高も槍も頂上は雲の中でちょっと残念。
でも常念岳の威容はなかなかのものでした。

次の日はその常念に登る予定だったのですが、朝からスゴイ西風。天気予報も下り坂ということで、三股へ下山することにしました。
尾根すじの風はすさまじく体が吹き飛ばれそうになるくらい。
こんな風は八ヶ岳で台風にあった時以来。
とてもまっすぐに歩ける状態ではないので、常念行きは中止してたぶん正解だったと思います。
三股への下りは風の裏側だしすぐ樹林帯になるので風の問題はないんですが、しばらくするとひどい雨。
途中で雨具のパンツも穿いて完全武装になったんですが、雨の量はハンパでなく道は川状態。
ゴアテックスの雨具でも時間が経つにつれ外からの雨と中からの汗で全身ぐっしょり、最後は新調した靴のなかもズブズブ状態。
登山靴の防水は完璧なはずだったのに…雨、汗で濡れたズボンからの水でこうなってしまったのかもしれません。

途中、川沿いの本沢の道では増水した川に恐怖を覚えましたが、何とか無事に登山口に到着してホッとしました。
あ〜疲れた。こんな雨にあったのもホントに久しぶり。

でも悪いことばかりじゃありません。
全身びしょぬれだったのに雨具を脱いだだけで嫌な顔ひとつせず気持ちよく乗せてくれた安曇観光タクシーの運転手さんに感謝。
最後はちょっと大変でしたが、蝶ヶ岳には登れたし、深刻なトラブルもなく帰れたので神様にも感謝です。

写真は蝶ヶ岳頂上からの常念岳と蝶ヶ岳ヒュッテ。