PC Audio

2008年10月21日 エッセイ
最近、PC Audioに取り組んでいるAudio Phileをwebなどで見かけます。
PC AudioっていうのはPCに取り込んだ音楽DataをAudio Interfaceなどを介して直接アンプに送る再生方法。

録音用にAudio InterfaceのRME Fireface800と録音編集用ソフトSamplitudeをもっている僕にはPC Audioの環境が揃っています。
でも、僕はたぶんやらないと思います。

だって、PCを立ち上げてソフトを起動して聴くのはメンドクサイし、PC再生だとどうしてもコンピュータの不安定性のためにDataの吐き出しが間に合わなくてデジタル・ノイズを発生させることもあるし、PCのファンのノイズがうるさいし、SACDには対応してないし…
コンピュータ業界の端くれにいる僕は大体においてコンピュータによるReal time再生の安定性は信じてない…(笑)

コンピュータはその生い立ちからDataの完全性は不可欠の性能として位置づけられているのですが、音楽が絶対に途切れることなくDataを吐き出す動作というのはまだ歴史が浅いのであまり得意ではないように思います。
元々汎用のマシンであるPCに専任の動作をさせようというのですからどうも無理のような気がします。やっぱりそういう作業は専用機に任せておいた方がいいんじゃないかなぁ。
DSPなどを備えたDACにいたってはまさに専用のDA変換コンピュータといえるわけですが、PC Audioはそれに勝てるのかどうか…

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