先日も書きましたが、最近になってやっと192KHz/24bit の DVD Audio Disc が焼けるようになったので、いろいろ試しています。

DVD Audioが絶滅した今になってやっと…ちょっと遅すぎますが。
DVD Audio Discを作ってもDVD Audio 対応のプレーヤをもっている人は極めて少ないし、絶滅している以上将来性は無し。
でも、Discに焼ければ192KHzや96KHzで録った今までの僕の録音が高品質のままユニバーサル・プレーヤでいつでも気軽に再生できる。
機械オンチのカミさんでも扱えるので何かと便利なのです。

実験その1として、この前Oldさんのお宝38/2Tr Tapeを192KHz/24bitでデジタル化したDataを利用して、192KHz/24bitと96KHz/24bit のDiscを作って比較してみました。
ソースは某日本人有名ピアニストの演奏で某有名録音エンジニア(現有名オーディオ評論家)の録音したFrench Baroque。
ラモー、クープランの曲が録音されています。

2枚のDiscを比較してみたのですが、差はかなり微妙。
でもとっかえひっかえ聴いて見た限りではなんとなく差がわかるような気がします。
それで、カミさんに手伝ってもらって、ABXブラインドテストを実施してみました。最初にA、Bとして任意の順序で、96KHz、192KHzのDiscをかけ3番目にそのどちらかをかけてそれがA、Bのどちらかを当てるやり方。
カミさんが検査官で僕が被験者。

結果は…
自分でどっちのDiscかをわかってかけていた時にはなんとなくわかっていたつもりだったんですが、ブラインドだとやっぱりわかっていなかったんだと気づかされました。
見事にはずれ…。
この条件では96KHz、192KHzの差は僕には認識できないということがわかりました。カミさんもよくわからんと言ってましたが…

原因として考えられるのは、

1.業務用の録音に使われるノイマンなどの1インチのLarge Diaphramのコンデンサマイクでは15KHzくらいにピークがあってそれ以上は減衰するのが普通なので、20KHz以上の成分はそんなに多くはない

2.38/2Trとはいえ、アナログのテープレコーダーの周波数特性も20KHz以上はあまり伸びていない

3.僕の耳がそんな高い周波数まで聴ける能力がない(10KHz以上はかなり怪しい)

のいずれか一つか、二つか、全部かということになると思います。
う~ん。

それではCDのFormatと比べたらどうなるか?
これらのDVD Audio Discを聴いていると一般のCDに比べて開放感がある感じがするんですが、これも気のせいか?
でも、CDの44.1KHzにDownsamplingするの結構時間がかかってメンドクサイし…
(横着モノメ)
自分の耳の悪さが証明されちゃうかもしれないし… (コレちょっとヤバイかも)

というわけで、それはいつか気が向いた時にでもやることにしようと思います。
(^^;)


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