札幌交響楽団 + 小山実稚恵
前後しますが、19日水曜日に尾高忠明/札幌交響楽団と小山実稚恵さんのコンサートに行ってきました。

会場は僕の地元、厚木市文化会館大ホール。
1400席ほどの適度な広さのホールです。

プログラムはチャイコのピアノ協奏曲1番とドヴォルザークの交響曲9番新世界というポピュラーなもの。
チケット代が非常にお手頃なのと、近場で行きやすいし、いい席のチケットも手に入れやすいので、発売と同時にゲット。
19日は満を持して会社をサボって、じゃなくてきちんと有給休暇をとってお出かけしました。

平日のせいか、それとも厚木の文化度のせいか席の埋まり具合は7割程度といったところでしょうか。

小山実稚恵さんの演奏を聴いたのはたぶん初めてですが、なかなかよかったです。早いパッセージのところも迫力で弾ききったのはお見事でした。
アンコールに応えて弾いたのは戦場のピアニストでポピュラーになったショパンのノクターンの遺作。
弾きだす前に一瞬躊躇して、改めて弾き始めたところをみるとあまり心の準備ができていなかったのかもしれませんが、さすがにきれいな音です。
ただ、さらっとした演奏でしたので、僕としてはもうちょっと濃い感じが欲しかったんですけれど。

尾高さんの札響を聴くのも初めてなんですが、カッチリした統一感は気持ちのよいものでした。小山さんのチャイコフスキーにはマッチしていたのかもしれません。
これはドヴォルザークでも同じ印象。
もう少ししなやかな感じがあるとさらによいと思ったんですが…

アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲から。

厚木市文化会館は昔からある普通の形状のホールなのでミューザ川崎のような音に包みこまれるような心地よい響きはありませんが、神奈川県民ホールのような馬鹿でかい会場の希薄な音でもないので、ちゃんと生演奏が楽しめます。
こんなに近場で生演奏が楽しめるのはうれしいです。
もっとこういう機会があるといいのですが。

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