ゴールデンウィークの最後に有給休暇を追加して、カミさんと八ヶ岳の麦草ヒュッテに行ってきました。
麦草ヒュッテのHPはココ。
http://www.lcv.ne.jp/~mugi2127/

夏のヨーロッパ・アルプスの気候を想定しての足慣らし。
装備はほぼ Haute Route Trekking と同じです。
違うのは今回はお湯を沸かすためのガスのストーブと鍋を持っていることくらいでしょうか。これはヨーロッパには持って行きません。
あ、それと今回は軽アイゼンですが、本番では本格的な(?)CramponsとIce-Axe を持つことになるので、荷の重量は多少増えることになります。

今回は天候には恵まれませんでした。
6日に家を出たのですが、僕の体調が悪かったので出発が遅れ、麦草ヒュッテには2時ごろ到着。
その日も雨。足慣らしのため雨池まで往復しようと思ったのですが、途中、川になっているところがあって前日の雨のためか増水して深く、流れも速いので怖くて渡れませんでした。
飛び石があることはあるのですが、飛ばないと渡れない間隔。
例によって(?)縦走用のフル装備のリュックをしょっているので、飛び越えるのは危険と判断し、引き返しました。
結局1時間半くらいの雨中の雪上散歩で麦草ヒュッテへ帰還。
麦草ヒュッテのお泊りは僕らだけ。全館貸切。
夕食は結構豪華。アユの塩焼きに山菜とカボチャのてんぷらなど…
山小屋でこんなお食事がいただけるのはうれしいです。

7日もあいにくの雨。視界は最悪。
普通だったら中止するのでしょうが、今回の目的はこの気候条件での足慣らしなので、予定通り、茶臼山、縞枯山へ行くことにします。
朝は自炊。お湯を沸かしてお茶とスープを作り、フランスパンとチーズ、クラッカー、バナナなどで腹ごしらえ。

天気が悪かったこともあって、起きるのが遅れ、結局出発は8時過ぎ。
最初は軽アイゼン無しで雪の上をそろそろと登ります。
やはり夏の無雪期と比べると時間がかかります。
雪の上を歩くのは慣れていないのでよちよち歩き。
ゆっくりの登りなのできつくないのが救いかも。
服は上が半袖薄手の化繊の山下着に山用長袖ラガーシャツ、薄手のマイクロフリース上着にゴアテックスのシェル雨具。下はBiotexタイツに山用スラックス、その上にゴアテックス雨具それにロングスパッツ。
登りで暑くなったので茶臼山でフリースを脱いでちょうどよい感じ。
気温はそれほど低くないみたい。

眺望はゼロ。誰にも会わない。
こんな日に登っているのは僕らだけかも…とカミさんと話していたのですが、思いがけず縞枯山の頂上手前でやはりご夫婦で来られたハイカーとばったり遭遇。
ピラタスのロープウェイ山頂駅から登って縞枯山、茶臼山を通って下り大石峠から五辻を回ってロープウェイに戻るとのこと。
僕らとまったく逆のコースなのでこれだと帰りにまた下の道ですれ違いますねとお話しながらすれ違いました。
縞枯山の下りは急なので軽アイゼンを着けたほうがよいとのアドバイスをもらったので山頂で装着。
おかげで特に恐怖を感じることなく無事急坂を下りることが出来ました。

Part 2 に続きます。


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