Alps Diary (Chamonix Day 2)
2009年7月4日 エッセイ
シャモニーのDay 2、曇り。下からはエギーユ・デュ・ミディもモンブランも見えない。
でも、昨日ベルナデットさんに薦められたとおり、もう一度エギーユ・デュ・ミディに登ってみることにする。
乗り物乗り放題のモンブラン・パスがあるのでその点は便利。
8時30分頃にケーブルカー駅に着いたけれど、どうもまだ客を乗せていないみたい。
しばらく待っていると、ベルナデットさんが来て、昨日雪が降ったために上のほうでは点検などに時間がかかっていると説明してくれた。
待っているところの壁にかかっている薄型TVの画像はエギーユ・デュ・ミディ展望台からのリアルタイム映像だということも教えてもらった。
ということは上は快晴。雲の上はすばらしい視界のようだ。
期待が膨らむ。
結局、9時30分頃、やっとケーブルが動き出した。
上は360度の視界。昨日と同様、寒い。でも今日は陽の暖かさも感じられる。
モンブラン、グランドジョラスの北壁など息を呑むばかり。
アルピニストたちがグループ毎にCramponsを着けRopeで結ばれて(日本ではアンザイレンというみたい)雪原に繰り出していく。
最初はかなり急な下りなので一歩一歩慎重な足取り。
モンブランに行く人もいるのかもしれないけれど、ここからだとふた山超えなければいけないので大変そう。
展望台は全て凍りついていて滑りやすい。
僕は氷に覆われて黒光りしている鉄製の外階段で見事に数段滑落。
肘とお尻をひどく打ってしばらく身動きできなかった。
普通の靴やスニーカー程度で歩いている観光客が問題ないのにちゃんとした登山靴履いている僕がすべるとは…ただただ恥ずかしい。(涙)
でも、打撲だけですんでよかった。これで骨でも折ってたら明日からのトレッキングに参加できないのでシャレにならない。
遠く東方に小さく見える三角形の山を発見。マッターホルンかと思って山の絵と名前が書かれた表示板とにらめっこするとCervin、4500mになっている。
そんな名前の4000m峰あったっけ?う~ん。
後でホテルに帰ってからガイドブックで確認するとCervinはマッターホルンのフランス名。カッコしてマッターホルンって書いてあってもよさそうなものなのに…
フランス人の自国語に対するこだわりってハンパじゃない。
エギーユ・デュ・ミディを降りてから今度はシャモニー・バレーの反対側のテレキャビンの駅まで歩き、テレキャビンとケーブルカー(ロープウェー)を乗り継いで、プレヴァン展望台(2525m)へ。
プレヴァン展望台はガスの中。な~んも見えない。
このままケーブルカーで降りようとも思ったけれど、まずはベンチでお食事。
霧の中を下から登ってくる人がいるので、なんとなく道がわかりそう。
下のほうに標識が見えたのでそれを頼りに降りることにする。
途中、雪渓やハシゴ、手すりのある岩場などもあったけれど道はハッキリしている。
ケーブルカーとテレキャビンの乗継点、プランプラ駅でトイレ休憩。
ここまで1時間半くらいか。
ここで少し晴れて谷の反対側のモンブランが見えてきた。
そこからさらに下のほうのラ・フラジェールからテレキャビンでレ・プラというシャモニーの隣町に下りるという計画だったのだけれど、少し下ったところでたまたま出遭ったハイカーと話していたら、ラ・フラジェールのテレキャビンは7月にならないと動かないと教えてくれた。
事前の調査不足。でも、ラッキー。もう既に3時半くらいの時間だったので、このまま先に進んでいたら悲惨なことになったかも。
明日からはいよいよHaute Routeトレッキングなのでその前に体力使い果たしちゃ大変。引き返してプランプラからテレキャビンでシャモニーに下りる。
教えてくれたハイカーに感謝。神様に感謝。
シャモニーの観光案内所でベルナデットさんにアドバイスのお礼を言った。
明日からHaute Route のGlacier Trekking (氷河トレッキング)だと話したら、羨ましがられて僕らの参加する現地の山岳ガイド会社の名前を聞かれた。
彼女もHaute Route Trekking をしてみたいのだとか。
長くシャモニーで暮らしていても行く機会がなかったのかも…
写真はエギーユ・デュ・ミディで。
モンブラン
グランドジョラス北壁
アルピニストたちの出口
でも、昨日ベルナデットさんに薦められたとおり、もう一度エギーユ・デュ・ミディに登ってみることにする。
乗り物乗り放題のモンブラン・パスがあるのでその点は便利。
8時30分頃にケーブルカー駅に着いたけれど、どうもまだ客を乗せていないみたい。
しばらく待っていると、ベルナデットさんが来て、昨日雪が降ったために上のほうでは点検などに時間がかかっていると説明してくれた。
待っているところの壁にかかっている薄型TVの画像はエギーユ・デュ・ミディ展望台からのリアルタイム映像だということも教えてもらった。
ということは上は快晴。雲の上はすばらしい視界のようだ。
期待が膨らむ。
結局、9時30分頃、やっとケーブルが動き出した。
上は360度の視界。昨日と同様、寒い。でも今日は陽の暖かさも感じられる。
モンブラン、グランドジョラスの北壁など息を呑むばかり。
アルピニストたちがグループ毎にCramponsを着けRopeで結ばれて(日本ではアンザイレンというみたい)雪原に繰り出していく。
最初はかなり急な下りなので一歩一歩慎重な足取り。
モンブランに行く人もいるのかもしれないけれど、ここからだとふた山超えなければいけないので大変そう。
展望台は全て凍りついていて滑りやすい。
僕は氷に覆われて黒光りしている鉄製の外階段で見事に数段滑落。
肘とお尻をひどく打ってしばらく身動きできなかった。
普通の靴やスニーカー程度で歩いている観光客が問題ないのにちゃんとした登山靴履いている僕がすべるとは…ただただ恥ずかしい。(涙)
でも、打撲だけですんでよかった。これで骨でも折ってたら明日からのトレッキングに参加できないのでシャレにならない。
遠く東方に小さく見える三角形の山を発見。マッターホルンかと思って山の絵と名前が書かれた表示板とにらめっこするとCervin、4500mになっている。
そんな名前の4000m峰あったっけ?う~ん。
後でホテルに帰ってからガイドブックで確認するとCervinはマッターホルンのフランス名。カッコしてマッターホルンって書いてあってもよさそうなものなのに…
フランス人の自国語に対するこだわりってハンパじゃない。
エギーユ・デュ・ミディを降りてから今度はシャモニー・バレーの反対側のテレキャビンの駅まで歩き、テレキャビンとケーブルカー(ロープウェー)を乗り継いで、プレヴァン展望台(2525m)へ。
プレヴァン展望台はガスの中。な~んも見えない。
このままケーブルカーで降りようとも思ったけれど、まずはベンチでお食事。
霧の中を下から登ってくる人がいるので、なんとなく道がわかりそう。
下のほうに標識が見えたのでそれを頼りに降りることにする。
途中、雪渓やハシゴ、手すりのある岩場などもあったけれど道はハッキリしている。
ケーブルカーとテレキャビンの乗継点、プランプラ駅でトイレ休憩。
ここまで1時間半くらいか。
ここで少し晴れて谷の反対側のモンブランが見えてきた。
そこからさらに下のほうのラ・フラジェールからテレキャビンでレ・プラというシャモニーの隣町に下りるという計画だったのだけれど、少し下ったところでたまたま出遭ったハイカーと話していたら、ラ・フラジェールのテレキャビンは7月にならないと動かないと教えてくれた。
事前の調査不足。でも、ラッキー。もう既に3時半くらいの時間だったので、このまま先に進んでいたら悲惨なことになったかも。
明日からはいよいよHaute Routeトレッキングなのでその前に体力使い果たしちゃ大変。引き返してプランプラからテレキャビンでシャモニーに下りる。
教えてくれたハイカーに感謝。神様に感謝。
シャモニーの観光案内所でベルナデットさんにアドバイスのお礼を言った。
明日からHaute Route のGlacier Trekking (氷河トレッキング)だと話したら、羨ましがられて僕らの参加する現地の山岳ガイド会社の名前を聞かれた。
彼女もHaute Route Trekking をしてみたいのだとか。
長くシャモニーで暮らしていても行く機会がなかったのかも…
写真はエギーユ・デュ・ミディで。
モンブラン
グランドジョラス北壁
アルピニストたちの出口
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