鎌倉N氏邸訪問記 Part 2
2011年1月18日 エッセイNさんのオーディオ・ルーム兼応接間は約17畳、天井はスピーカ側、リスナー側共、中央に向かって高くなるように傾斜がついていてセンター付近が一段高くなっていてその部分はほぼ屋根に沿った形になっています。
その高くなった天井部分は構造用の梁が見えます。その梁は製材された木ではなく木の素材をそのまま生かしたような古民家風のがっちりしたもの。
壁と天井にはコンパネの重ね張りの上に仕上げ用の板材を張ったしっかりした反射板。
天井の壁際の部分に20cmほどのスリットがあり音がそこから吸音材を詰めた天井裏に抜けるようになっています。
フロント中央には横に寝かしたQRDの反射板が1枚。リアにもかなりの数の(数を数え忘れました)QRD反射板がちょっと角度をつけて置かれていて、背後の掃出し窓のかなりの部分隠されています。
床は2階とは思えないしっかりとしたフローリング。(コンパネ張り合わせなどにより厚さはトータルで50~60mmくらいあるとか)
その上に厚い部分敷きのカーペット。
フロントのA4には5KHz以上にテクニクスのリーフ・トゥイータを使っています。
最初に聴かせていただいたのはストラヴィンスキー「春の祭典」、 ズヴェーデン、オランダ放送フィルのEXTON版。
このDiscはステレオですが、NさんはこれをソニーのAVプリを通してサラウンド化しているとのこと。
ソニーのAVプリはいろんな有名ホールの響きを加えることができるのですが、Nさんはウィーンの楽友協会ホールの響きを付加しています。
自然なたたずまい。オーケストラの圧倒的な存在感、スケール感。グランカッサの震え感も十分だし、軽く空気が押し出される感じが気持ちいい。
聴いた途端に唖然。
フォルテの部分でもゆるぎない安定感で音を放出する感じ。音の傾向としてはウチよりもクールな印象。
このようなオーケストラ再生は聴いた記憶がありません。
最近のNさんのメインソースはNHK BSから録画/録音したものということでその中からバイロイトのワグナーなどを聴かせていただきましたが、最初の印象が変わることはありませんでした。
後から私が持って行ったCD、SACDを聴かせていただきました。
女性ヴォーカルはこの大きなサイズのスピーカーでしかも中高音用のマルチセルラーホーンは床置きというようなハンディがあるものの定位は決して悪くない。
エッシェンバッハとフィラデルフィア・オーケストラのバーバー、Toccata Festivaの巨大オルガンの超低音も迫力十分。
この超低域はベーリンガーのパラメトリック・イコライザでA4ウーファに補正をかけていることによるもの。
低音を伸ばすためA4のバスレフ・ポートには毛布(?)が詰めてあり、密閉箱に近い動作をさせています。
定在波の影響を補正するため38Hz 付近を20dB持ち上げたら、200Wのアンプがクリップしたので6dBほど下げたとのこと。
普通のスピーカーでそんなに補正をかけてパワーをぶち込んだらアンプがクリップする前にスピーカーが底突きなどを起こして破たんするのが当たり前だけど、先にアンプがクリップしてしまうというのがA4のすごいところ。
さすがに業務用のスピーカー。
Nさんは定在波の影響をもう少し減らしたいのと高音の残響時間が短いのを何とかしたいとのことでしたが、私はとにかくあのスケール感に圧倒されて細かいことはあまり気になりませんでした。
Nさんはウチと同様、マルチchサラウンドでしかもスピーカーをマルチ・アンプ駆動されています。これらについて情報交換できたのも今回の収穫。
それと次の日には拙宅のHS-500を聴いていただいたのですが…
これらについてはまた次回に。
その高くなった天井部分は構造用の梁が見えます。その梁は製材された木ではなく木の素材をそのまま生かしたような古民家風のがっちりしたもの。
壁と天井にはコンパネの重ね張りの上に仕上げ用の板材を張ったしっかりした反射板。
天井の壁際の部分に20cmほどのスリットがあり音がそこから吸音材を詰めた天井裏に抜けるようになっています。
フロント中央には横に寝かしたQRDの反射板が1枚。リアにもかなりの数の(数を数え忘れました)QRD反射板がちょっと角度をつけて置かれていて、背後の掃出し窓のかなりの部分隠されています。
床は2階とは思えないしっかりとしたフローリング。(コンパネ張り合わせなどにより厚さはトータルで50~60mmくらいあるとか)
その上に厚い部分敷きのカーペット。
フロントのA4には5KHz以上にテクニクスのリーフ・トゥイータを使っています。
最初に聴かせていただいたのはストラヴィンスキー「春の祭典」、 ズヴェーデン、オランダ放送フィルのEXTON版。
このDiscはステレオですが、NさんはこれをソニーのAVプリを通してサラウンド化しているとのこと。
ソニーのAVプリはいろんな有名ホールの響きを加えることができるのですが、Nさんはウィーンの楽友協会ホールの響きを付加しています。
自然なたたずまい。オーケストラの圧倒的な存在感、スケール感。グランカッサの震え感も十分だし、軽く空気が押し出される感じが気持ちいい。
聴いた途端に唖然。
フォルテの部分でもゆるぎない安定感で音を放出する感じ。音の傾向としてはウチよりもクールな印象。
このようなオーケストラ再生は聴いた記憶がありません。
最近のNさんのメインソースはNHK BSから録画/録音したものということでその中からバイロイトのワグナーなどを聴かせていただきましたが、最初の印象が変わることはありませんでした。
後から私が持って行ったCD、SACDを聴かせていただきました。
女性ヴォーカルはこの大きなサイズのスピーカーでしかも中高音用のマルチセルラーホーンは床置きというようなハンディがあるものの定位は決して悪くない。
エッシェンバッハとフィラデルフィア・オーケストラのバーバー、Toccata Festivaの巨大オルガンの超低音も迫力十分。
この超低域はベーリンガーのパラメトリック・イコライザでA4ウーファに補正をかけていることによるもの。
低音を伸ばすためA4のバスレフ・ポートには毛布(?)が詰めてあり、密閉箱に近い動作をさせています。
定在波の影響を補正するため38Hz 付近を20dB持ち上げたら、200Wのアンプがクリップしたので6dBほど下げたとのこと。
普通のスピーカーでそんなに補正をかけてパワーをぶち込んだらアンプがクリップする前にスピーカーが底突きなどを起こして破たんするのが当たり前だけど、先にアンプがクリップしてしまうというのがA4のすごいところ。
さすがに業務用のスピーカー。
Nさんは定在波の影響をもう少し減らしたいのと高音の残響時間が短いのを何とかしたいとのことでしたが、私はとにかくあのスケール感に圧倒されて細かいことはあまり気になりませんでした。
Nさんはウチと同様、マルチchサラウンドでしかもスピーカーをマルチ・アンプ駆動されています。これらについて情報交換できたのも今回の収穫。
それと次の日には拙宅のHS-500を聴いていただいたのですが…
これらについてはまた次回に。
コメント