Phono Equalizer 対決
2011年8月6日 エッセイ
久しぶりにオーディオの話題を…
最近はアナログ・ディスクを聴く機会は多くないのですが、今日は珍しくアナログをかけてみました。
目的はPhono Equalizer Ampの比較。
アナログ・ディスクを聴くときに僕が使っているPhono Equalizer Ampは30年くらい前に僕自身が自作したもの。
回路設計は僕自身。FET差動入力、出力段には日立製のPower MOS FETを用いた市販品にも見かけない当時としては斬新なもの。
僕はアンプの設計に関してはアマチュアなんですが、その当時、某オーディオ・ビデオ会社でモーターの制御回路の設計をしていたのでアナログ回路の設計については一応プロだったんです。
毎週のように秋葉原に通って部品集めをして1年がかりでやっと完成させたもので、ずいぶん苦労したのを覚えています。まだ僕も若かったので世界最高を目指して(笑)意気込んで設計から始めました。
もう時効だと思いますので白状すると日立のPower MOS FETは当時の仕事上付き合いのあった某商社の担当者から分けてもらったもの。
秋葉原でも簡単に手に入るようなものではなかったと思います。
完成した後、友人のところに持ち込んで当時の最高級プリメインアンプで評判の高かったサンスイAU-9500のプリ部とレコード(アナログ・ディスク)の再生で比較試聴。その友人からもAU-9500よりいいというお墨付きをもらってうれしくなったのを覚えています。
話が長くなりましたが、僕は今までこの自作のPhono Equalizer AmpにMC用のHead Ampトリオ(現ケンウッド)KHA-50の組み合わせでアナログ・ディスクを聴いてきました。
で、今日試したのはトゥイータ用のパワーアンプとして用いているサンスイAU-α607MOS PremiumのPhono Equalizer Amp部。これはMC用のHigh Gain Amp内臓です。
結果は…
自作アンプの勝ちというか自作アンプの方が僕の好み。
607のイコライザーはきれいな優等生的な音で悪くはないんですが、鮮度感で自作アンプが上回る感じ。
聴感上のS/Nは両者ほぼ同等。ただし、自作コンビのほうはスピーカに耳を近づけるとややハムを引いているのが惜しいところ。
リスニングポイントでは気にならないレベルではありますが…
607はスピーカに耳を付けても全くハム音がしないのは優秀。
苦労して作った自作アンプが負けなかったのでちょっとほっとしてます。
ハム音についてはもう少し改善できないか別途いろいろ試してみましょう。
写真は1枚目が比較試聴したPhono Equalizer Amp。
下からサンスイAU-α607MOS Premium、自作MOS FETプリ、自作プリの右上に乗っている小さな箱がMC Head Amp、トリオ(現ケンウッド)KHA-50。
2枚目は今回の比較試聴に使用したディスク。
山崎ハコの流れ酔い唄のアルバムからA面1曲目の流れ酔い唄で比較。
70年代によく聴きました。80年代以降はこういうの聴いているとネクラといわれるのが恥ずかしくて…隠れて聴いてました。(笑)
やはり暗い青春時代だったかもしれません。
なお、今回の試聴にはプレーヤーYAMAHA GT-2000、カートリッジVictor MC-1を使用しました。
最近はアナログ・ディスクを聴く機会は多くないのですが、今日は珍しくアナログをかけてみました。
目的はPhono Equalizer Ampの比較。
アナログ・ディスクを聴くときに僕が使っているPhono Equalizer Ampは30年くらい前に僕自身が自作したもの。
回路設計は僕自身。FET差動入力、出力段には日立製のPower MOS FETを用いた市販品にも見かけない当時としては斬新なもの。
僕はアンプの設計に関してはアマチュアなんですが、その当時、某オーディオ・ビデオ会社でモーターの制御回路の設計をしていたのでアナログ回路の設計については一応プロだったんです。
毎週のように秋葉原に通って部品集めをして1年がかりでやっと完成させたもので、ずいぶん苦労したのを覚えています。まだ僕も若かったので世界最高を目指して(笑)意気込んで設計から始めました。
もう時効だと思いますので白状すると日立のPower MOS FETは当時の仕事上付き合いのあった某商社の担当者から分けてもらったもの。
秋葉原でも簡単に手に入るようなものではなかったと思います。
完成した後、友人のところに持ち込んで当時の最高級プリメインアンプで評判の高かったサンスイAU-9500のプリ部とレコード(アナログ・ディスク)の再生で比較試聴。その友人からもAU-9500よりいいというお墨付きをもらってうれしくなったのを覚えています。
話が長くなりましたが、僕は今までこの自作のPhono Equalizer AmpにMC用のHead Ampトリオ(現ケンウッド)KHA-50の組み合わせでアナログ・ディスクを聴いてきました。
で、今日試したのはトゥイータ用のパワーアンプとして用いているサンスイAU-α607MOS PremiumのPhono Equalizer Amp部。これはMC用のHigh Gain Amp内臓です。
結果は…
自作アンプの勝ちというか自作アンプの方が僕の好み。
607のイコライザーはきれいな優等生的な音で悪くはないんですが、鮮度感で自作アンプが上回る感じ。
聴感上のS/Nは両者ほぼ同等。ただし、自作コンビのほうはスピーカに耳を近づけるとややハムを引いているのが惜しいところ。
リスニングポイントでは気にならないレベルではありますが…
607はスピーカに耳を付けても全くハム音がしないのは優秀。
苦労して作った自作アンプが負けなかったのでちょっとほっとしてます。
ハム音についてはもう少し改善できないか別途いろいろ試してみましょう。
写真は1枚目が比較試聴したPhono Equalizer Amp。
下からサンスイAU-α607MOS Premium、自作MOS FETプリ、自作プリの右上に乗っている小さな箱がMC Head Amp、トリオ(現ケンウッド)KHA-50。
2枚目は今回の比較試聴に使用したディスク。
山崎ハコの流れ酔い唄のアルバムからA面1曲目の流れ酔い唄で比較。
70年代によく聴きました。80年代以降はこういうの聴いているとネクラといわれるのが恥ずかしくて…隠れて聴いてました。(笑)
やはり暗い青春時代だったかもしれません。
なお、今回の試聴にはプレーヤーYAMAHA GT-2000、カートリッジVictor MC-1を使用しました。
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