今日はちょっと辛口のオーディオの話題。
僕はオーディオを趣味としてはいますが、機材を頻繁にとっかえひっかえする方ではありません。これはまあ経済的な理由もありますので。
でも、永年オーデイオをやっているとやはりいろいろな機器との出会いがあります。
中にはあまり相性が良くなかったというのもあるのですが、まあその程度であればよくある話でそれはしょうがないと思っています。
ただ、まれにこれは完全に間違った選択だった。勉強代を払ったなということがあるわけです。
僕にとっては以下の2つがそれ。
1.リボン・トゥイータ AURUM CANTUS G2Si
2.チャンネル・ディバイダ(チャンデバ)メジャグラン CC-3
1.のG2Siについては音質そのものは悪くはなかったのですが、高域のチリチリした付帯音が気になっていました。
それが不具合のせいだと分かったのはルームアコースティックを測定していた時にトゥイータの周波数領域で2次高調波が異常に大きく出ているということに気が付いたからです。
目視ではリボンとヨークのクリアランスがほとんどない感じでしたのでたぶんこれらの機械的干渉つまり接触が原因なのではないかと思います。
僕が購入した個体だけの問題だったのか…それについてはよくわかりません。
設計的にやや無理があったのではないかと推測していますが、本当のところはどうなんでしょうか?
これについてはお値段が高いものではなかったのが救いですが。
2.のメジャグラン CC-3については購入後、中を見たときにこの設計者が電子回路の設計者としては完全に素人だということがわかって愕然とさせられたからです。
僕がそう判断した理由は以下の3点です。
(1)入出力のピンジャックのマイナス側がすべてアルミのリアパネルに電気的に接続されていて個別のワイヤリングを施しておらず共通インピーダンスを避けるための配慮が一切されていないこと。パワーアンプを接続した状態で左右あるいは各ch間のクロストーク特性を測ったら悲惨な結果が得られるのではないかと推測しています。
(2)電源の整流回路にダイオードが2本しか使われておらず通常行われるダイオード4本使用のブリッジ整流回路による全波整流ではなく半波整流を基本とした回路になっていたこと。2本のダイオードのコスト削減のためにこうしているのだとしたら確信犯ですが、せいぜい10円、20円程度のコスト削減のためにそこまでするのかどうか…。
(3)クロスオーバーの周波数を設定するためのキャパシタ(コンデンサ)にB特性(静電容量許容差±20%程度)のセラミックキャパシタが使用されていたこと。仮にキャパシタが選別されて使ってあったとしてもB特性では温度特性(温度が変化したときの静電容量の変化率)が悪いので十分な安定性を得ることはできません。良心的な設計者であれば許容差5%程度もしくはせいぜい10%くらいののフィルム・キャパシタを使用すると思います。
この3つのどれひとつとってもまともな回路設計者のやることではありません。
ネットでみるかぎりどうもCC-3だけでなく、ここのチャンデバ(全製品?)共通のやり方のようです。
こんなネット社会になってもまだ自分で購入して試してみないと分からないことがたくさんあるようです。
僕もこのように勉強代を払っていますが、エイヤで購入して正解だったこともあるので判断は難しいです。
これからも勉強代を払いながら学習していくことになるかもしれません。
僕はオーディオを趣味としてはいますが、機材を頻繁にとっかえひっかえする方ではありません。これはまあ経済的な理由もありますので。
でも、永年オーデイオをやっているとやはりいろいろな機器との出会いがあります。
中にはあまり相性が良くなかったというのもあるのですが、まあその程度であればよくある話でそれはしょうがないと思っています。
ただ、まれにこれは完全に間違った選択だった。勉強代を払ったなということがあるわけです。
僕にとっては以下の2つがそれ。
1.リボン・トゥイータ AURUM CANTUS G2Si
2.チャンネル・ディバイダ(チャンデバ)メジャグラン CC-3
1.のG2Siについては音質そのものは悪くはなかったのですが、高域のチリチリした付帯音が気になっていました。
それが不具合のせいだと分かったのはルームアコースティックを測定していた時にトゥイータの周波数領域で2次高調波が異常に大きく出ているということに気が付いたからです。
目視ではリボンとヨークのクリアランスがほとんどない感じでしたのでたぶんこれらの機械的干渉つまり接触が原因なのではないかと思います。
僕が購入した個体だけの問題だったのか…それについてはよくわかりません。
設計的にやや無理があったのではないかと推測していますが、本当のところはどうなんでしょうか?
これについてはお値段が高いものではなかったのが救いですが。
2.のメジャグラン CC-3については購入後、中を見たときにこの設計者が電子回路の設計者としては完全に素人だということがわかって愕然とさせられたからです。
僕がそう判断した理由は以下の3点です。
(1)入出力のピンジャックのマイナス側がすべてアルミのリアパネルに電気的に接続されていて個別のワイヤリングを施しておらず共通インピーダンスを避けるための配慮が一切されていないこと。パワーアンプを接続した状態で左右あるいは各ch間のクロストーク特性を測ったら悲惨な結果が得られるのではないかと推測しています。
(2)電源の整流回路にダイオードが2本しか使われておらず通常行われるダイオード4本使用のブリッジ整流回路による全波整流ではなく半波整流を基本とした回路になっていたこと。2本のダイオードのコスト削減のためにこうしているのだとしたら確信犯ですが、せいぜい10円、20円程度のコスト削減のためにそこまでするのかどうか…。
(3)クロスオーバーの周波数を設定するためのキャパシタ(コンデンサ)にB特性(静電容量許容差±20%程度)のセラミックキャパシタが使用されていたこと。仮にキャパシタが選別されて使ってあったとしてもB特性では温度特性(温度が変化したときの静電容量の変化率)が悪いので十分な安定性を得ることはできません。良心的な設計者であれば許容差5%程度もしくはせいぜい10%くらいののフィルム・キャパシタを使用すると思います。
この3つのどれひとつとってもまともな回路設計者のやることではありません。
ネットでみるかぎりどうもCC-3だけでなく、ここのチャンデバ(全製品?)共通のやり方のようです。
こんなネット社会になってもまだ自分で購入して試してみないと分からないことがたくさんあるようです。
僕もこのように勉強代を払っていますが、エイヤで購入して正解だったこともあるので判断は難しいです。
これからも勉強代を払いながら学習していくことになるかもしれません。
コメント