オーディオの微調整 - Part 3
オーディオの微調整 - Part 3
オーディオの微調整 - Part 3
Part 3はつい最近実施した小変更。

今までフロントのHS-500のトゥイータ(H-70HD)にはシリーズに8.2オームの抵抗を入れていたんです。
これは以前某メジャグランのチャンデバを使っていた時にチャンデバのノイズの大きさに辟易して苦肉の策で入れたもの。
その時使っていたパワーアンプは入力にアッテネータがなかったのでS/Nの改善のためにはこんな方法しかなかったのです。

技術的な解説は長くなるので割愛しますが、チャンネルデバイダの残留雑音が大きい場合はその後段のゲインを下げてチャンデバ側のレベルを上げてやることによって無信号時のノイズが改善されるわけで直列抵抗はゲインを落とす手段でした。

その後、チャンデバをMarchand ElectronicsのXM44に変更してノイズが大きく改善され、さらに入力アッテネータ付きの高音用パワーアンプ、AU-α607MOS Premiumを導入した後もものぐさな僕はその直列抵抗を残したままにしていました。

今回は重い腰を上げて抵抗を除去することにしました。
使用していた抵抗は円筒型の一般的な、たぶん酸化被膜抵抗。
オーディオ用というわけではないので両端のリード線と本体のつなぎ目のところに鉄キャップを使用していて、磁性材料なのでそれがちょっと気になるところ。
抵抗除去の聴感上の違いはかなり微妙ですが、ちょっとすっきりした感じがします。

抵抗を除去した代りにパワーアンプのアッテネータを6dB分落とせば今までと同じ周波数バランスになるはず…なのですが、いろいろ聴き比べた結果、パワーアンプのアッテネータを6dB落として、さらにチャンデバのレベルを1dB落とすことにしました。今までよりもトゥイータのレベルは約1dB落ちているはず。

この辺の1dBの差というのは違いは判るのですが、どちらが良いかといわれると結構悩ましい。
女性ボーカルのCDをいくつか聴いて最終判断。
クロスオーバーは3KHzでこのあたりのバランスを決めるのには女性ボーカルがわかりやすい。1dB落とした印象はよく言えばウルトラ・スムース。悪く言うとインパクトが全くない音。
このちょっとおとなしめのバランスでしばらく聴いてみようと思います。
また迷っていじるかもしれませんが…。(^^;)

写真はバランス決めのために聴いた女性ボーカルCDの一部。

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