レコードコンサート@横須賀芸術劇場
レコードコンサート@横須賀芸術劇場
レコードコンサート@横須賀芸術劇場
1月28日に横須賀芸術劇場で開かれたに"大劇場で聴くレコードコンサート"という催しに行ってきました。

カミさんが新聞で目にして教えてくれたもの。
オーディオにはそれほど興味を示さないカミさんですが、チェロの岩崎 洸さんの演奏も聴けるというのと500円というチケット代の安さにも魅かれたようです。

使用されるオーディオ機器は立派なものですが、僕も大きなホールでのオーディオ試聴には特に期待するものはありません。でも、岩崎さんの演奏には興味がありますので二人で出かけてきました。

横須賀芸術劇場はいかにもオペラ、バレエ用のホールというつくりで素晴らしい雰囲気。ただ、床はカーペット貼りでこれは音響上どうなのか?

結果は…
岩崎 洸さんのバッハ無伴奏は素晴らしかった。
短い演奏時間でしたが、これだけでチケット代のモトは取れた気がします。(笑)

オーディオの方は…やはりコンサートホールはオーディオを聴く環境としては適切ではないというのがトータルの印象。
総額1700万円の装置だということですが、参加者は皆自分ちのオーディオで聴く音の方がはるかに良いと感じてある意味溜飲が下がって幸せな気分になれたのでは?

かなり多くの入場者(1000人まではいなかったと思いますが500人以上はいたように思います)だったので僕らが座れた席は向かって左側のスピーカーのさらに左側。ベストポジションからはかなり外れていたせいもあるでしょうが、その音は50Hz以下の低音なし、100Hz位の低音多すぎてモコモコ、5KHz~7KHz位の高音多すぎてシャラシャラ。さらに残響が多すぎてボワボワ。
特にシャラシャラはどの曲を聴いてもついて回るのでちょっと耳障り。
オーディオを聴く環境としては残念なものとしか言いようがありません。
念のため付け加えるとホールの音響が悪いというわけではなく、オーディオを聴くには適していないということです。
ホールの音響の良しあしはオーケストラでも聴かないと判断できないでしょうから。

森山良子さんのCDで通常盤とガラスCDの比較試聴がありましたが、あの音ではそんな微妙な違いなど意味がない感じ。
1000万円の銀素材のスピーカーケーブルも無意味のような…

B&Wはトゥイータの振動板がダイヤモンドになってからは僕の好きなスピーカーですが、ちょっと環境が悪すぎました。
結局、予想通りオーディオはだめでしたが、岩崎さんの演奏と横須賀芸術劇場がどういうところか分かったことは良かったと思っています。
このホールの音は生のオーケストラで一度聴いてみたいと思っています。

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