Monte Rosa - Haute Route Day 3-2
Monte Rosa - Haute Route Day 3-2
Monte Rosa - Haute Route Day 3-2
7月17日(火)の続き

リスカム・パッソを超えることは断念することになった。
マークは昨晩泊まったセラ・ハットまで引き返してハイキングコースをイタリア側に下り、さらにケーブルカーで下りてそこから違うルートでケーブルカーをいくつか乗り継いで上がり、さらに少し歩いて今日泊まる予定の山小屋に行くという。
今朝歩いてきた氷河の大変さを考えると気が遠くなりそう。

再び延々と氷河上を歩く。今度は下りなのだけれど傾斜はそれほどない。やはり楽ではないし、なにせ今朝来た道を引き返すという敗北感から意気が上がらない。
お昼ごろやっとセラ・ハットにたどり着いて短時間のピクニック。
ここからはハイキング・コースなのでクランポンははずすが、岩場なのでシット・ハーネスは着けたままでロープをつけて下る。
固定ロープのある急な岩場が延々と続く。
モンブランのグーテ小屋直下の岩場を思い出す。
ここがハイキング・コースとは…。すごいハイキング・コースだ。

急な岩場を2時間くらい下ったろうか? やっと傾斜が緩み、ロープがはずされた。
さらにしばらく歩いてやっとリフトの駅、Colle Bettaforcaに到着。
アクリルの透明カバー付きのリフト。すごい長さのリフト。
冬はスキー場になるのだろう。確かにこんな長いリフトじゃカバーでもないと体が凍り付いちゃう。
日本にはこんな長さのリフトはないんじゃないかと思う。

もう一つ乗り継いで下りてきたところはStafal(スタファル 1818m)。
ここで小休止してからケーブルカーでGabiet、Passo Salatiと乗り継いで3275mのIndren(インドゥレン)まで登った。
ここからフットパスと雪交じりの道を約1時間歩いてGnifetti hut(ニフェッティ・ハット 3554m)に到着した。
到着は6時頃。
疲れた。
初日も長かったけれど、またこんな長い日があるとは…


写真は最初がStafalのゴンドラリフト駅。
2番目はPasso SalatiでIndrenへのケーブルカー駅の前で。
ケーブルカーの動力機械の造形がイタリアンデザインのためかヤケにおしゃれ。
3枚目はIndrenへのケーブルカーの中で。

コメント