今年購入のがっかりCD
こんなことを書くべきかどうかだいぶ迷いましたが、12月14日現在の僕の気持ちですから記録に残しておくことにしました。

ネット上で演奏、録音の評価が高かったので写真のCDを購入したのですが…
僕の好みには合いませんでした。
評判が良かっただけに期待が大きすぎたのかもしれません。

やっぱり月の光は僕の好きなウゴルスキーのと比べちゃうと…
亜麻色の髪の乙女はツィマーマンの繊細さとはかなり遠いし…
比べる方が悪いんでしょうけれど…
女性ピアニストですから切れ味を期待するのは難しいことはわかっているのですが…切れ味はなくても中道郁代さんみたいになぜか魅かれるやさしい演奏をする人もいるのでそんなことを期待していたのかもしれません。
僕の感性の問題なのかもしれませんが…

それとこの録音ですが、僕のイメージする理想的なスタインウェイの音とはちょっと違和感があります。
最高音はもう少し硬質な冷たいさえざえとした響きが欲しいのです。
これではせっかくのスタインウェイの高音の魅力がだいぶ失われている感じ。
これはピアノ自体のせいか、ホールの響きのせいか、録音のせいかは判別できませんが、僕自身は録音を疑っています。
たぶん近接マイクを使っていると思いますが、アンビエントマイクとのマッチングがうまくないとこうなるように思います。

さらに録音レベルがやや高いのとfffで少し混濁感があることからコンプレッサーを使ったか、あるいは意識的にそうしなかったまでも近接マイクがやや飽和気味になってしまったのかなぁという感じ。

う~ん。



コメント