南アルプス - 2013夏 Part 2
南アルプス - 2013夏 Part 2
南アルプス - 2013夏 Part 2
8月20日、南アルプス2日目。

朝、天気は最高。
肩の小屋を経て、北岳山頂へ。
360度のパノラマ。甲斐駒、仙丈ケ岳がきれいに見える。
南アルプスは初めてだったので、どのくらい時間がかかるのかちょっと心配したけれどここまでは極めて順調。

北岳山荘まで下る間に、間の岳で引き返すのではなく、このまま直進して農鳥を超えて奈良田へ下りるのがいいんじゃないかという考えが膨らむ。
実は昨夜同室となったご夫婦が奈良田へ抜けると聞いて、僕らにも可能なのじゃないかと考え始めていた。
北岳山荘でコーヒーを飲んだり、パンを買ったりして少し休憩。バスの時刻表で、奈良田に下りれば広河原までのバスが午後1本だけながらあるのを確認。何とか明日中に家まで帰れそうだ。
というわけでカミさんにも相談の上、計画変更で今日は農鳥小屋まで行くことになった。

北岳山荘を出たところから少しづつガスが湧いてきて視界が悪くなる。
昨日同室したご夫婦とも再会し、前後しながら進む。
そのご夫婦は今日僕らよりもかなり早く発ったのだが、北岳に登る途中、小太郎山にも登ったのだそうだ。すごい健脚。僕らより少し年配の方だと思うが、ペースは僕らよりも速い。
途中雨を予測してゴアテックスの上下を着こむ登山者もいたけれど、結局天気は何とか持って僕らはゴアテックスの上着も着ることなく農鳥小屋までたどり着いた。

間の岳手前の中白峰では北岳頂上が見えたり見えなかったり、間の岳山頂ではガスで視界が効かず。
ただ、農鳥小屋への下りでは少し視界が開けて、小屋も農鳥岳も拝むことができた。

先のご夫婦からは農鳥小屋にはユニーク(?)なオーナーがいることを聞いていたのだけれど…確かに…
ここまでくる計画ではなかったのでまったく情報なしで来てしまったけれど、ここは古き良き(?)昔ながらの山小屋。山ガールには無縁の山小屋かも。
でも、オーナーはタダのインスタントコーヒーを進めてくれたり、翌朝自炊すると言ったらお湯は魔法瓶の中から使えばいいと言ってくれたり、ずいぶん親切にしてくれた。
登山者への小言がいろいろ多いみたいだけれど事故などが起きないように心配してのことなのだと思う。

部屋や食事やトイレなどまあ、最近の山小屋に較べるとナンだけど、山小屋だからしょうがないと思う。泊まれるだけありがたい。
でも、一言だけ…トイレットペーパーくらい置けよ。(笑)

写真は最初が北岳頂上で。富士の頭をなでなで。
2枚目は農鳥小屋へ下りる途中で。右端真ん中よりやや上の赤い屋根が農鳥小屋。左奥は農鳥岳。
3枚目は3日目の農鳥小屋の朝。ガスで視界が悪い。





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