6月11日、コペンハーゲン経由で午後8時頃ジュネーブ到着。
SASは一杯のソフトドリンクと水と食事の時のコーヒー、お茶以外の飲み物は有料になる。食事の時にワインが飲めないのはちょっとさみしい。アエロフロートでさえ食事の時のワインはタダだったのに…。
でも、フライトはほとんど予定通りで助かった。
予定通り9時のAlpy Busにピックアップしてもらう。
僕ら以外の乗客は年配の男性一人。
こちらは今の季節、夜かなり遅くまで明るいのだけれどさすがにシャモニーのホテルに着いた10時半ころはかなり暗くなっていた。
ホテルはデラルヴェ(De l’Arve)。もう何度も泊っていて僕らのシャモニーでの定宿になっている。
ちょっと疲れた。頭の芯がしびれるように痛い。簡単にお風呂に入って就寝。
6月12日、ホテル デラルヴェの朝。ゆっくり起きて朝食。コンチネンタルなのだけれど、唯一スクランブルド・エッグだけは暖かい状態で食べられる。
コーヒーをたっぷり飲み、グレープフルーツジュース、フルーツ、ヨーグルト、生ハム、チーズ、クロワッサンなどでパワー・ブレックファスト。
今日は足慣らしと時差ボケ解消のための軽いハイキングの予定。
ホテル近くのパン屋さんでツナサンドとサラダを調達。
シティ・センターのインフォメーションセンターで情報入手。
やはり、ケーブルカーなどはまだ時期が早すぎてほとんど動いていない。
動いているのはエギーユ・ドゥ・ミディのケーブルカーとメール・ド・グラスへの登山電車くらいらしい。
シャレー・フローリアはオープンしているとのことなので、きょうはそこまで散歩することにした。
インフォメーションセンター近くのパン屋さんでクロワッサンを追加購入して、インフォメーションセンターで教えてもらった近道でシャレー・フローリアへの山道に向かう。
フローリアに向かう途中の山道で日本人の年配のご夫婦が休んでいるのに出会う。ちょっと声をかけたら日本の方だったというのがわかったのだ。
この時期にはまだ日本からの観光客はめずらしい。
ご主人が80歳、奥さんが75歳ということだが、なんと個人でフランスを長期旅行しているとのこと。ニースを皮切りに33日間の旅行でこのあと北上してパリなども廻るらしい。
僕らは先に行ったのだけれど、このご夫妻とはフローリアでひとしきりお話ししてしまった。
そのお話はこの次に。
写真は1枚目がジュネーブの空港の到着ロビーで。
2枚目はフローリアから見たモンブラン。頂上がちょっと雲に隠れている。
3枚目はフローリアを背景に。
SASは一杯のソフトドリンクと水と食事の時のコーヒー、お茶以外の飲み物は有料になる。食事の時にワインが飲めないのはちょっとさみしい。アエロフロートでさえ食事の時のワインはタダだったのに…。
でも、フライトはほとんど予定通りで助かった。
予定通り9時のAlpy Busにピックアップしてもらう。
僕ら以外の乗客は年配の男性一人。
こちらは今の季節、夜かなり遅くまで明るいのだけれどさすがにシャモニーのホテルに着いた10時半ころはかなり暗くなっていた。
ホテルはデラルヴェ(De l’Arve)。もう何度も泊っていて僕らのシャモニーでの定宿になっている。
ちょっと疲れた。頭の芯がしびれるように痛い。簡単にお風呂に入って就寝。
6月12日、ホテル デラルヴェの朝。ゆっくり起きて朝食。コンチネンタルなのだけれど、唯一スクランブルド・エッグだけは暖かい状態で食べられる。
コーヒーをたっぷり飲み、グレープフルーツジュース、フルーツ、ヨーグルト、生ハム、チーズ、クロワッサンなどでパワー・ブレックファスト。
今日は足慣らしと時差ボケ解消のための軽いハイキングの予定。
ホテル近くのパン屋さんでツナサンドとサラダを調達。
シティ・センターのインフォメーションセンターで情報入手。
やはり、ケーブルカーなどはまだ時期が早すぎてほとんど動いていない。
動いているのはエギーユ・ドゥ・ミディのケーブルカーとメール・ド・グラスへの登山電車くらいらしい。
シャレー・フローリアはオープンしているとのことなので、きょうはそこまで散歩することにした。
インフォメーションセンター近くのパン屋さんでクロワッサンを追加購入して、インフォメーションセンターで教えてもらった近道でシャレー・フローリアへの山道に向かう。
フローリアに向かう途中の山道で日本人の年配のご夫婦が休んでいるのに出会う。ちょっと声をかけたら日本の方だったというのがわかったのだ。
この時期にはまだ日本からの観光客はめずらしい。
ご主人が80歳、奥さんが75歳ということだが、なんと個人でフランスを長期旅行しているとのこと。ニースを皮切りに33日間の旅行でこのあと北上してパリなども廻るらしい。
僕らは先に行ったのだけれど、このご夫妻とはフローリアでひとしきりお話ししてしまった。
そのお話はこの次に。
写真は1枚目がジュネーブの空港の到着ロビーで。
2枚目はフローリアから見たモンブラン。頂上がちょっと雲に隠れている。
3枚目はフローリアを背景に。
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Glacier Trekking in Alps - June 2014
2014年6月29日 旅行
16日間のアルプスでのGlacier Trekking 旅行を終えて6月26日に帰国しました。
今回も思っていた以上にハードでドラマチックな冒険山岳ツアーになりました。
今回の山岳ツアーはフランスアルプス南西部のエクラン山群の6日間トレッキング、
Ecrins Haute Route and Dôme de Neige des Ecrins
と、モンブラン山群にあり、美しいナイフリッジで知られる
Domes de Miage ridges
(2日間コース)の2ヶ所。
最初のプログラムはフランス人山岳ガイドひとりに僕とカミさん以外に2人のフランス人男性を加えた計4人の参加者による山岳ツアー。
後者のプログラムはフランス人山岳ガイドひとりに参加者は僕とカミさん。
気象条件などの影響でプラン通りというわけにはいきませんでしたが、いつもお世話になっている山岳ガイド、マークの適切なリードと参加者の山仲間にも恵まれて楽しい氷河トレッキングができました。
無事に帰ってこられたことに感謝しています。
詳細はおいおい書いていくことにします。
写真は最初がシャモニーのホテルから見たモンブラン。
2枚目はツアーに参加する前のシャモニーでのハイキングで行ったシャレ―・フローリアから見たドリューとヴェルト。右側の尖頭がドリュー、左奥の白い頂がヴェルト。
3枚目は同じくハイキングで行ったアニマルパークでモンブラン山群をバックに。山は左からケーブルカー(ロープウェイ)で有名なエギーユ・ド・ミディ(Aiguille du Midi)、モンブラン・ド・タキュール(Mont-Blanc du Tacul)、モンモディ(Mont-Maudit)、ドム・デ・グーテ(Dome de Gouter)、エギーユ・デ・グーテ(Aiguille de Gouter)。モンブランの頂上はドム・デ・グーテの向こう側なのでほとんど見えません。
今回も思っていた以上にハードでドラマチックな冒険山岳ツアーになりました。
今回の山岳ツアーはフランスアルプス南西部のエクラン山群の6日間トレッキング、
Ecrins Haute Route and Dôme de Neige des Ecrins
と、モンブラン山群にあり、美しいナイフリッジで知られる
Domes de Miage ridges
(2日間コース)の2ヶ所。
最初のプログラムはフランス人山岳ガイドひとりに僕とカミさん以外に2人のフランス人男性を加えた計4人の参加者による山岳ツアー。
後者のプログラムはフランス人山岳ガイドひとりに参加者は僕とカミさん。
気象条件などの影響でプラン通りというわけにはいきませんでしたが、いつもお世話になっている山岳ガイド、マークの適切なリードと参加者の山仲間にも恵まれて楽しい氷河トレッキングができました。
無事に帰ってこられたことに感謝しています。
詳細はおいおい書いていくことにします。
写真は最初がシャモニーのホテルから見たモンブラン。
2枚目はツアーに参加する前のシャモニーでのハイキングで行ったシャレ―・フローリアから見たドリューとヴェルト。右側の尖頭がドリュー、左奥の白い頂がヴェルト。
3枚目は同じくハイキングで行ったアニマルパークでモンブラン山群をバックに。山は左からケーブルカー(ロープウェイ)で有名なエギーユ・ド・ミディ(Aiguille du Midi)、モンブラン・ド・タキュール(Mont-Blanc du Tacul)、モンモディ(Mont-Maudit)、ドム・デ・グーテ(Dome de Gouter)、エギーユ・デ・グーテ(Aiguille de Gouter)。モンブランの頂上はドム・デ・グーテの向こう側なのでほとんど見えません。
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北八ヶ岳雪上散歩 2014 Part 3
2014年5月17日 旅行
5月7日の続き…
北横岳ヒュッテのお楽しみはなんといっても夕食。
今回もまたサクラ肉のスキヤキ。和歌山から来られたお二人と共に4人でなべを囲む。
これがここに来る最大の目的になっているし、最大のご褒美。
ナベははじめるとどんどん食べなきゃならないのでちょっと忙しかったけれど…
満腹、満足…
5月8日、
今日がこの旅行の最終日。和歌山のお二人は朝、ご来光を拝みに頂上へ、あいにく地上付近の雲のため日の出は見られなかったようだ。
怠惰な登山者の僕らは朝寝。(^^;)
ここでも朝は自炊。代わり映えしないコンチネンタル・ブレックファストなのだけれど僕らには十分。
今日も天気は上々。
昨日越えた茶臼山、縞枯山を逆にたどってクルマを置かしてもらっている麦草ヒュッテへ。
7時出発、10時過ぎに到着。
麦草ヒュッテでゆっくり休んで、早めの昼食。僕は山菜そば、カミさんはホットミルクをもらって残りの食料を食べた。
今年も楽しい雪上散歩旅行ができました。
お世話になった麦草ヒュッテのスタッフの皆さん、北横岳ヒュッテのオーナーに感謝。
そしてよい天気を与えてくださった山の神様に感謝
ありがとうございました。
ところで、この旅行でちょっと悲しい出来事が…
帰りの中央高速の料金所入り口でフロント右のホイールを縁石にこすってしまったのです。
実は今回ETCのカードを家に置き忘れて、左ハンドルなので助手席のカミさんに自動機から通行券を取ってもらったのですが、僕のクルマはドアの厚みがあるために自動機にかなり近づかないとうまく取れない。
それでついつい近づきすぎて…涙。
もうひとつクルマに関して…これは帰ってから気がついたんですがフロント右のフォグランプのガラス(?)のカバーにヒビが…。
たぶん石はねをもらってしまったのではないかと思われます。
これは安全上修理が必要ですが、結構な修理代になるようで…涙。
まあ、大きな事故ではなかったのが幸いだったと思うしかないのですが…。
写真は最初が北横岳ヒュッテの夕食。
2枚目は北横岳ヒュッテの夜明け。
3枚目は朝、北横岳ヒュッテの前で。
北横岳ヒュッテのお楽しみはなんといっても夕食。
今回もまたサクラ肉のスキヤキ。和歌山から来られたお二人と共に4人でなべを囲む。
これがここに来る最大の目的になっているし、最大のご褒美。
ナベははじめるとどんどん食べなきゃならないのでちょっと忙しかったけれど…
満腹、満足…
5月8日、
今日がこの旅行の最終日。和歌山のお二人は朝、ご来光を拝みに頂上へ、あいにく地上付近の雲のため日の出は見られなかったようだ。
怠惰な登山者の僕らは朝寝。(^^;)
ここでも朝は自炊。代わり映えしないコンチネンタル・ブレックファストなのだけれど僕らには十分。
今日も天気は上々。
昨日越えた茶臼山、縞枯山を逆にたどってクルマを置かしてもらっている麦草ヒュッテへ。
7時出発、10時過ぎに到着。
麦草ヒュッテでゆっくり休んで、早めの昼食。僕は山菜そば、カミさんはホットミルクをもらって残りの食料を食べた。
今年も楽しい雪上散歩旅行ができました。
お世話になった麦草ヒュッテのスタッフの皆さん、北横岳ヒュッテのオーナーに感謝。
そしてよい天気を与えてくださった山の神様に感謝
ありがとうございました。
ところで、この旅行でちょっと悲しい出来事が…
帰りの中央高速の料金所入り口でフロント右のホイールを縁石にこすってしまったのです。
実は今回ETCのカードを家に置き忘れて、左ハンドルなので助手席のカミさんに自動機から通行券を取ってもらったのですが、僕のクルマはドアの厚みがあるために自動機にかなり近づかないとうまく取れない。
それでついつい近づきすぎて…涙。
もうひとつクルマに関して…これは帰ってから気がついたんですがフロント右のフォグランプのガラス(?)のカバーにヒビが…。
たぶん石はねをもらってしまったのではないかと思われます。
これは安全上修理が必要ですが、結構な修理代になるようで…涙。
まあ、大きな事故ではなかったのが幸いだったと思うしかないのですが…。
写真は最初が北横岳ヒュッテの夕食。
2枚目は北横岳ヒュッテの夜明け。
3枚目は朝、北横岳ヒュッテの前で。
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北八ヶ岳雪上散歩 2014 Part 2
2014年5月16日 旅行
5月6日の続き…
この日の麦草ヒュッテのお泊りは僕らと単独行の中年男性ひとりの計3人のみ。
それでもちゃんとお風呂を沸かしてくれるのはうれしいことです。
昨日は大部屋だったけれど今日は暖房効率を考慮して個室をあてがってくれました。
コタツがあるのがうれしい。
晩御飯はハンバーグ、今日はビールをもらっておいしくいただきました。
5月7日、
今日は茶臼山、縞枯山経由で北横岳に上って北横岳ヒュッテ泊まりなので昨日に比べればかなり緩やかな行程。
初心者でもこんなにユルい山行をする人はほとんどいないのではないかと思われるくらいの計画なのだが…いいのです、ここからはご褒美山歩きなんだから。
昨日、一昨日小屋のTVで連休中の山岳遭難のニュースを見ましたが、やはり無理は禁物、なにごとも余裕が必要。
(ここまでの余裕はちょっと…ではありますが)
というわけで朝はゆっくり6時ころ起きて例によって自炊のコンチネンタル・ブレックファスト。
とはいっても今日もヒュッテからお湯をいただいてコーヒーもいただいてという贅沢さ。
今日は朝から快晴。気持ちのよい雪上散歩ができそう。
出発は7時半くらいだったか…。
茶臼の上りは南斜面なのだけれどさすがにこの時間は気温が低く雪がしまってクランポンがよく効く。
茶臼山も縞枯山もまったく登山者に出会うことなしに通過。縞枯山を下りたところで年配のご夫婦の登山者に遭遇。
ロープウェイから来て往復で山歩きを楽しむ計画みたい。
彼らはちょうどクランポンを装着しているところで、僕らは逆にここでクランポンを脱いだ。
木道の道を歩いてロープウェイの駅まで来るとここにはたくさんの観光客。
ロープウェイの休憩所で大休止してちょっと早い昼食。
フランスパンとチーズ、果物、お茶とブランデーに浸したひとくちケーキなど。
朝食とほとんど変わらないのはご愛嬌。(^^;)
すっかりヨーロッパ流アルパイン・ランチが身についた。
これだと荷物も軽いし簡単にいつでもどこでも食べやすいのでこうなってしまった。
北横岳の上りはクランポン装着。慣れた山小屋のスタッフは長靴で上り下りするんだけれど僕らには無理。
北横岳ヒュッテでオーナーに挨拶してチェックイン後、荷物を置いて北横岳へ。
頂上はよく晴れて360℃のパノラマ。一応、南峰、北峰へ。
今日北横岳ヒュッテへお泊りの年配男性2人のパーティと頂上付近ですれ違う。
今日のお泊りは僕らと彼らの4人。
小屋に戻ってからはリラックスタイム。
コーヒーをお願いして僕は「岳」を読む。でも昨年ここに泊まったときにどこまで読んだのか忘れていてまたさかのぼって読むためになかなか前に進まない。
結局去年と比べてほとんど先に進めなかったみたい。また、ここに来る理由ができてしまった。
続く…
写真は最初が朝、麦草ヒュッテの前で
2枚目は縞枯山の下り。
樹林帯の急な下りなのだけれど、僕の写真の技術ではその勾配がうまく表現できない。
3枚目は北横岳の頂上で横岳、赤岳、阿弥陀岳をバックに。
この日の麦草ヒュッテのお泊りは僕らと単独行の中年男性ひとりの計3人のみ。
それでもちゃんとお風呂を沸かしてくれるのはうれしいことです。
昨日は大部屋だったけれど今日は暖房効率を考慮して個室をあてがってくれました。
コタツがあるのがうれしい。
晩御飯はハンバーグ、今日はビールをもらっておいしくいただきました。
5月7日、
今日は茶臼山、縞枯山経由で北横岳に上って北横岳ヒュッテ泊まりなので昨日に比べればかなり緩やかな行程。
初心者でもこんなにユルい山行をする人はほとんどいないのではないかと思われるくらいの計画なのだが…いいのです、ここからはご褒美山歩きなんだから。
昨日、一昨日小屋のTVで連休中の山岳遭難のニュースを見ましたが、やはり無理は禁物、なにごとも余裕が必要。
(ここまでの余裕はちょっと…ではありますが)
というわけで朝はゆっくり6時ころ起きて例によって自炊のコンチネンタル・ブレックファスト。
とはいっても今日もヒュッテからお湯をいただいてコーヒーもいただいてという贅沢さ。
今日は朝から快晴。気持ちのよい雪上散歩ができそう。
出発は7時半くらいだったか…。
茶臼の上りは南斜面なのだけれどさすがにこの時間は気温が低く雪がしまってクランポンがよく効く。
茶臼山も縞枯山もまったく登山者に出会うことなしに通過。縞枯山を下りたところで年配のご夫婦の登山者に遭遇。
ロープウェイから来て往復で山歩きを楽しむ計画みたい。
彼らはちょうどクランポンを装着しているところで、僕らは逆にここでクランポンを脱いだ。
木道の道を歩いてロープウェイの駅まで来るとここにはたくさんの観光客。
ロープウェイの休憩所で大休止してちょっと早い昼食。
フランスパンとチーズ、果物、お茶とブランデーに浸したひとくちケーキなど。
朝食とほとんど変わらないのはご愛嬌。(^^;)
すっかりヨーロッパ流アルパイン・ランチが身についた。
これだと荷物も軽いし簡単にいつでもどこでも食べやすいのでこうなってしまった。
北横岳の上りはクランポン装着。慣れた山小屋のスタッフは長靴で上り下りするんだけれど僕らには無理。
北横岳ヒュッテでオーナーに挨拶してチェックイン後、荷物を置いて北横岳へ。
頂上はよく晴れて360℃のパノラマ。一応、南峰、北峰へ。
今日北横岳ヒュッテへお泊りの年配男性2人のパーティと頂上付近ですれ違う。
今日のお泊りは僕らと彼らの4人。
小屋に戻ってからはリラックスタイム。
コーヒーをお願いして僕は「岳」を読む。でも昨年ここに泊まったときにどこまで読んだのか忘れていてまたさかのぼって読むためになかなか前に進まない。
結局去年と比べてほとんど先に進めなかったみたい。また、ここに来る理由ができてしまった。
続く…
写真は最初が朝、麦草ヒュッテの前で
2枚目は縞枯山の下り。
樹林帯の急な下りなのだけれど、僕の写真の技術ではその勾配がうまく表現できない。
3枚目は北横岳の頂上で横岳、赤岳、阿弥陀岳をバックに。
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北八ヶ岳雪上散歩 2014 Part 1
2014年5月15日 旅行
5月5日から3泊4日で北八ヶ岳に行ってきましたので少し記録しておこうと思います。ここ数年はこの時期に北八ヶ岳に来ています。夏の氷河歩きに備えた足慣らしが主な目的ですが、天気がいいと最高に気持ちの良い雪上散歩が楽しめるのです。
初日はクルマで中央高速を相模湖から須玉まで、さらに小海経由で麦草ヒュッテへ。天気は曇り。
昨年同時期に同じコースで行ったときには相模湖手前のプレジャーフォレスト付近でひどい交通渋滞にあったので今年は少し早めに出発。
でも今回は天気予報があまりよくなかったこともあってか、まったく渋滞なしにくだんのエリアを通過。ちょっと気が抜ける。
麦草峠まで快適なドライブで順調に到着。
愛車のAUDI TTSも気持ちのよい走りを見せてくれましたが、麦草峠終盤のつづら折れでスバルのSUVにあおられたのはココだけの話。(笑)
僕の運転技術がないのでしょうがないけれど、このクルマであおられるのはちょっと恥。急ぐ理由はないし、隣で居眠りしているカミさんを振り回してまで頑張らなくても…というのはちょっと言い訳。
麦草ヒュッテで僕はかき揚げそば、カミさんはパウンドケーキをもらって軽く昼食。
この日は午後から天気が崩れるとの予報。
でも足慣らしのため麦草ヒュッテ周辺を少しお散歩。
ヒュッテを出るときには軽くアラレが舞っている状態。
上はゴアテックス雨具、下はアルパインパンツ。アルパインパンツは今回初めて使うものでゴアテックスではなく撥水機能しかないのでこの天候でどのくらい耐えられるか…。
ヒュッテを出てすぐに丸山の上りの手前でクランポン装着。丸山から高見石、白駒池を回る2時間半くらいの雪上散歩。
結局、軽いアラレのまま推移したのでこの状況ではアルパインパンツで特に問題なく快適に歩けることがわかりました。
アルパインパンツの場合にはバックパックの中に予備のゴアテックスのオーバーパンツを持たなければならないのが、昨年まで使っていたゴアテックスパンツに比べて不利な点。
ゴアテックスでも快適性にそんなに問題があったわけではないのでアルパインパンツのメリットは果たしてどうなのかという疑問はあるけれどまあ、フィット感はいいので良しとしましょう。
この日、麦草ヒュッテは僕らを含めて10人ほどの泊り客。
丸山の上りですれ違った3人組の若い女性のパーティは明日僕たちが向かう天狗岳から下りてきたとのことで登山道の情報をもらう。
彼女たちは明日、茶臼岳、縞枯れ山を経てロープウェイで降りるということだったので道に迷いやすい場所についてこちらから少しアドバイス。
夕食はサバの味噌煮その他。おいしくいただきました。
5月6日、二日目は少し朝早く起きて天狗岳へ。
朝は自炊なのだけれど、麦草ヒュッテのスタッフが親切でお湯はくれるはコーヒーをご馳走してくれるはで至れり尽くせり。感謝。
スープ、お茶、フランスパン、チーズ、果物などで簡単なコンチネンタル風ブレックファスト。
ヒュッテを6時ちょっと前に出発。
出発時はガス。周辺の山はまったく見えない。
天気予報は曇りのち晴れなのだけれど本当に快方に向かうのかやや不安。
丸山の上りは昨日同様雪がよくしまってクランポンがよく効く。
幸い高見石からの中山への上りの途中で霧が晴れてくる。天気予報が当ったようだ。
中山の展望台ですでにほぼ快晴。北アルプスまでよく見える。
中山からの下りで東天狗岳、西天狗岳がきれいに見える。期待が膨らむ。
天狗岳への上り口、急な雪面の手前でウォーキング・ポールをアイスアックスに持ち替える。
この急な雪面はちょっと気を使う。
アイスアックスを刺しながら一歩一歩慎重に上る。
上部に出てからは途中岩場などクランポンだとちょっと歩きにくいところもあったけれど、順調に高度を稼いで10時過ぎに東天狗岳頂上に到着。
風が強いので行動食とお茶などを摂って早々に下山することにする。
時間に余裕があるので黒百合ヒュッテに下って大休止しようということになる。
黒百合ヒュッテへの下りは歩きやすい雪上を行くことができるはずなのだけれど、昨年はそこをうまくトレースできず岩だらけの夏道をクランポンをはいたまま下る羽目になった。
今年は、夏道の右側の雪面にトレースを発見したので途中までは楽に下りられた。ここで先行した夏道を行く若いカップルの登山者を抜き去るところまでは順調だったのだけれど、途中でトレースを失いちょっと道迷い。
結局、そこからは後から追いついてきたたカップルの後について雪のない夏道を下った。
途中で振り返ると池の淵沿いの雪面にトレースが見えたので、もう少しうまく道を選べばもっと楽に下れたようだ。ヤレヤレ。
黒百合ヒュッテで僕はおでん、カミさんはコーヒーをもらって後は自前のフランスパンと果物などで昼食。
帰りも順調で黒百合ヒュッテから2時間ちょっとで麦草ヒュッテ到着。これはなかなかいいペース。
この日の行程は休憩時間などを含めて9時間ちょっと。休憩時間などを除いた正味の行動時間は7時間半くらいだったでしょうか、お天気のおかげで気持ちのよい雪山歩きでした。
写真は最初が2日目の中山展望台で。
2枚目は同じく東天狗岳頂上で西天狗岳をバックに。
3枚目は麦草ヒュッテで。
初日はクルマで中央高速を相模湖から須玉まで、さらに小海経由で麦草ヒュッテへ。天気は曇り。
昨年同時期に同じコースで行ったときには相模湖手前のプレジャーフォレスト付近でひどい交通渋滞にあったので今年は少し早めに出発。
でも今回は天気予報があまりよくなかったこともあってか、まったく渋滞なしにくだんのエリアを通過。ちょっと気が抜ける。
麦草峠まで快適なドライブで順調に到着。
愛車のAUDI TTSも気持ちのよい走りを見せてくれましたが、麦草峠終盤のつづら折れでスバルのSUVにあおられたのはココだけの話。(笑)
僕の運転技術がないのでしょうがないけれど、このクルマであおられるのはちょっと恥。急ぐ理由はないし、隣で居眠りしているカミさんを振り回してまで頑張らなくても…というのはちょっと言い訳。
麦草ヒュッテで僕はかき揚げそば、カミさんはパウンドケーキをもらって軽く昼食。
この日は午後から天気が崩れるとの予報。
でも足慣らしのため麦草ヒュッテ周辺を少しお散歩。
ヒュッテを出るときには軽くアラレが舞っている状態。
上はゴアテックス雨具、下はアルパインパンツ。アルパインパンツは今回初めて使うものでゴアテックスではなく撥水機能しかないのでこの天候でどのくらい耐えられるか…。
ヒュッテを出てすぐに丸山の上りの手前でクランポン装着。丸山から高見石、白駒池を回る2時間半くらいの雪上散歩。
結局、軽いアラレのまま推移したのでこの状況ではアルパインパンツで特に問題なく快適に歩けることがわかりました。
アルパインパンツの場合にはバックパックの中に予備のゴアテックスのオーバーパンツを持たなければならないのが、昨年まで使っていたゴアテックスパンツに比べて不利な点。
ゴアテックスでも快適性にそんなに問題があったわけではないのでアルパインパンツのメリットは果たしてどうなのかという疑問はあるけれどまあ、フィット感はいいので良しとしましょう。
この日、麦草ヒュッテは僕らを含めて10人ほどの泊り客。
丸山の上りですれ違った3人組の若い女性のパーティは明日僕たちが向かう天狗岳から下りてきたとのことで登山道の情報をもらう。
彼女たちは明日、茶臼岳、縞枯れ山を経てロープウェイで降りるということだったので道に迷いやすい場所についてこちらから少しアドバイス。
夕食はサバの味噌煮その他。おいしくいただきました。
5月6日、二日目は少し朝早く起きて天狗岳へ。
朝は自炊なのだけれど、麦草ヒュッテのスタッフが親切でお湯はくれるはコーヒーをご馳走してくれるはで至れり尽くせり。感謝。
スープ、お茶、フランスパン、チーズ、果物などで簡単なコンチネンタル風ブレックファスト。
ヒュッテを6時ちょっと前に出発。
出発時はガス。周辺の山はまったく見えない。
天気予報は曇りのち晴れなのだけれど本当に快方に向かうのかやや不安。
丸山の上りは昨日同様雪がよくしまってクランポンがよく効く。
幸い高見石からの中山への上りの途中で霧が晴れてくる。天気予報が当ったようだ。
中山の展望台ですでにほぼ快晴。北アルプスまでよく見える。
中山からの下りで東天狗岳、西天狗岳がきれいに見える。期待が膨らむ。
天狗岳への上り口、急な雪面の手前でウォーキング・ポールをアイスアックスに持ち替える。
この急な雪面はちょっと気を使う。
アイスアックスを刺しながら一歩一歩慎重に上る。
上部に出てからは途中岩場などクランポンだとちょっと歩きにくいところもあったけれど、順調に高度を稼いで10時過ぎに東天狗岳頂上に到着。
風が強いので行動食とお茶などを摂って早々に下山することにする。
時間に余裕があるので黒百合ヒュッテに下って大休止しようということになる。
黒百合ヒュッテへの下りは歩きやすい雪上を行くことができるはずなのだけれど、昨年はそこをうまくトレースできず岩だらけの夏道をクランポンをはいたまま下る羽目になった。
今年は、夏道の右側の雪面にトレースを発見したので途中までは楽に下りられた。ここで先行した夏道を行く若いカップルの登山者を抜き去るところまでは順調だったのだけれど、途中でトレースを失いちょっと道迷い。
結局、そこからは後から追いついてきたたカップルの後について雪のない夏道を下った。
途中で振り返ると池の淵沿いの雪面にトレースが見えたので、もう少しうまく道を選べばもっと楽に下れたようだ。ヤレヤレ。
黒百合ヒュッテで僕はおでん、カミさんはコーヒーをもらって後は自前のフランスパンと果物などで昼食。
帰りも順調で黒百合ヒュッテから2時間ちょっとで麦草ヒュッテ到着。これはなかなかいいペース。
この日の行程は休憩時間などを含めて9時間ちょっと。休憩時間などを除いた正味の行動時間は7時間半くらいだったでしょうか、お天気のおかげで気持ちのよい雪山歩きでした。
写真は最初が2日目の中山展望台で。
2枚目は同じく東天狗岳頂上で西天狗岳をバックに。
3枚目は麦草ヒュッテで。
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南アルプス - 2013夏 Part 3
2013年10月5日 旅行
8月21日、南アルプス3日目。
朝、農鳥小屋を6時ちょっと前に出発。
ガスで視界が悪い。
西農鳥岳への稜線上は風が強い。
西農鳥山頂(3051m)はほとんど視界がない。
農鳥岳山頂(3026m)では少しましにはなったものの、景色を楽しめるほどの視界はない。
天気は良くないけれど、ここまでは順調に来れた。
でも、本番はここから、奈良田までコースタイム6時間半の下り。
今までこんなに長い下りはあまり記憶にない。
モンブランからの下りは長かったけれど、下りの行動時間は6時間くらいだったから正味はもう少し短かったと思う。あの時は最後の悪雪の下りがつらかった。
ちょっと気が重い。
でも、尾根を下りはじめるとこちら側は風がほとんどないし、天気も少しづつよくなって、富士山がシルエット状に見えるようになったので、気分はいい。
昨日から同じコースを歩いてきたワンゲルの大学生のグループと前後しながら下りる。男の子3人と女の子2人のパーティーでテント泊まりだからバックパックは僕らよりも相当重いのにさすがに彼らはアスリートだけあってペースが速い。
女性を含むパーティーであの荷物であのスピードはやはり若さと鍛え方の違いだろう。
沢までの下りが急でちょっと気を使った。
先ほどの大学生の一人の女の子がどうも股関節を痛めたようで沢との出会いのところで大休止していて、僕らの方が先に進むことになった。
沢沿いの道になってから大門沢小屋まで結構長く感じた。
大門沢小屋で僕らは時間調整のため大休止。奈良田から広河原までのバスは15:30で、午後はこれ1本しかないので早く着いてもしょうがないのだ。
小屋のスタッフの方によると奈良田の発電所のバス停はバス停があるだけで、自動販売機も何もないのだという。あまり長くいられる場所ではなさそうだ。
小屋で買ったフルーツゼリーを食べ(これは美味しかった)、残り少なくなった食料と水で時間をつぶす。
ここから先の沢沿いの道、森林の中を抜ける道は天気も良くなってきたので気持ちはいいのだけれど、やっぱり長い。僕の右足(LegじゃなくてFootの方)も痛くなってきて限界に近い。靴擦れではなく単なる疲労による痛み。
左足がちょっと外反母趾気味なので長時間の歩行では左の方だけこうなることが多い。
カミさんの方は右足に同様の爆弾を抱えていてやはり長時間の歩行はつらいことがあるようだ。
地図上では吊り橋までくるとあと残りわずかのようなのだけれど、その後さらに2つの吊り橋があったので、結局どの吊り橋がコースタイムの基準点なのかわからない。最初の吊り橋まで来たときに、もう少しかと思ったのにそこから先が結構長かった。心理的な影響かもしれない。
登山道を降りてから林道を通ってバス停に行くまでも、ずいぶん長く感じた。
左足が痛くてつらい。やっぱりこの下りは長かった。
僕らがたまに行く塔の岳の大倉バカ尾根の下りのたぶん倍くらいはあるんだからしょうがないけれど。
奈良田の発電所のバス停では交通整理のおじさんがいて親切にも僕らに椅子をすすめてくれた。うれしかった。おじさんありがとう。
バスを待つ間、おじさんといろんな話をしながら時間をつぶした。
バスは時間どおりに来たし、ここからは順調。甲府の駅でも電車が空いていたので自由席特急券で悠々座れた。
無事に帰ってこられてよかった。
お世話になった白根御池小屋のスタッフの方たち、農鳥小屋のオーナー、登山者の皆さん、奈良田発電所バス停のおじさんに感謝。
山の神様にも感謝。
楽しい山歩きができました。
写真は最初が西農鳥岳山頂で。風が強い。視界ほとんどなし。
2枚目は農鳥岳山頂。西農鳥よりは少しましだったけれど。
朝、農鳥小屋を6時ちょっと前に出発。
ガスで視界が悪い。
西農鳥岳への稜線上は風が強い。
西農鳥山頂(3051m)はほとんど視界がない。
農鳥岳山頂(3026m)では少しましにはなったものの、景色を楽しめるほどの視界はない。
天気は良くないけれど、ここまでは順調に来れた。
でも、本番はここから、奈良田までコースタイム6時間半の下り。
今までこんなに長い下りはあまり記憶にない。
モンブランからの下りは長かったけれど、下りの行動時間は6時間くらいだったから正味はもう少し短かったと思う。あの時は最後の悪雪の下りがつらかった。
ちょっと気が重い。
でも、尾根を下りはじめるとこちら側は風がほとんどないし、天気も少しづつよくなって、富士山がシルエット状に見えるようになったので、気分はいい。
昨日から同じコースを歩いてきたワンゲルの大学生のグループと前後しながら下りる。男の子3人と女の子2人のパーティーでテント泊まりだからバックパックは僕らよりも相当重いのにさすがに彼らはアスリートだけあってペースが速い。
女性を含むパーティーであの荷物であのスピードはやはり若さと鍛え方の違いだろう。
沢までの下りが急でちょっと気を使った。
先ほどの大学生の一人の女の子がどうも股関節を痛めたようで沢との出会いのところで大休止していて、僕らの方が先に進むことになった。
沢沿いの道になってから大門沢小屋まで結構長く感じた。
大門沢小屋で僕らは時間調整のため大休止。奈良田から広河原までのバスは15:30で、午後はこれ1本しかないので早く着いてもしょうがないのだ。
小屋のスタッフの方によると奈良田の発電所のバス停はバス停があるだけで、自動販売機も何もないのだという。あまり長くいられる場所ではなさそうだ。
小屋で買ったフルーツゼリーを食べ(これは美味しかった)、残り少なくなった食料と水で時間をつぶす。
ここから先の沢沿いの道、森林の中を抜ける道は天気も良くなってきたので気持ちはいいのだけれど、やっぱり長い。僕の右足(LegじゃなくてFootの方)も痛くなってきて限界に近い。靴擦れではなく単なる疲労による痛み。
左足がちょっと外反母趾気味なので長時間の歩行では左の方だけこうなることが多い。
カミさんの方は右足に同様の爆弾を抱えていてやはり長時間の歩行はつらいことがあるようだ。
地図上では吊り橋までくるとあと残りわずかのようなのだけれど、その後さらに2つの吊り橋があったので、結局どの吊り橋がコースタイムの基準点なのかわからない。最初の吊り橋まで来たときに、もう少しかと思ったのにそこから先が結構長かった。心理的な影響かもしれない。
登山道を降りてから林道を通ってバス停に行くまでも、ずいぶん長く感じた。
左足が痛くてつらい。やっぱりこの下りは長かった。
僕らがたまに行く塔の岳の大倉バカ尾根の下りのたぶん倍くらいはあるんだからしょうがないけれど。
奈良田の発電所のバス停では交通整理のおじさんがいて親切にも僕らに椅子をすすめてくれた。うれしかった。おじさんありがとう。
バスを待つ間、おじさんといろんな話をしながら時間をつぶした。
バスは時間どおりに来たし、ここからは順調。甲府の駅でも電車が空いていたので自由席特急券で悠々座れた。
無事に帰ってこられてよかった。
お世話になった白根御池小屋のスタッフの方たち、農鳥小屋のオーナー、登山者の皆さん、奈良田発電所バス停のおじさんに感謝。
山の神様にも感謝。
楽しい山歩きができました。
写真は最初が西農鳥岳山頂で。風が強い。視界ほとんどなし。
2枚目は農鳥岳山頂。西農鳥よりは少しましだったけれど。
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南アルプス - 2013夏 Part 2
2013年9月29日 旅行
8月20日、南アルプス2日目。
朝、天気は最高。
肩の小屋を経て、北岳山頂へ。
360度のパノラマ。甲斐駒、仙丈ケ岳がきれいに見える。
南アルプスは初めてだったので、どのくらい時間がかかるのかちょっと心配したけれどここまでは極めて順調。
北岳山荘まで下る間に、間の岳で引き返すのではなく、このまま直進して農鳥を超えて奈良田へ下りるのがいいんじゃないかという考えが膨らむ。
実は昨夜同室となったご夫婦が奈良田へ抜けると聞いて、僕らにも可能なのじゃないかと考え始めていた。
北岳山荘でコーヒーを飲んだり、パンを買ったりして少し休憩。バスの時刻表で、奈良田に下りれば広河原までのバスが午後1本だけながらあるのを確認。何とか明日中に家まで帰れそうだ。
というわけでカミさんにも相談の上、計画変更で今日は農鳥小屋まで行くことになった。
北岳山荘を出たところから少しづつガスが湧いてきて視界が悪くなる。
昨日同室したご夫婦とも再会し、前後しながら進む。
そのご夫婦は今日僕らよりもかなり早く発ったのだが、北岳に登る途中、小太郎山にも登ったのだそうだ。すごい健脚。僕らより少し年配の方だと思うが、ペースは僕らよりも速い。
途中雨を予測してゴアテックスの上下を着こむ登山者もいたけれど、結局天気は何とか持って僕らはゴアテックスの上着も着ることなく農鳥小屋までたどり着いた。
間の岳手前の中白峰では北岳頂上が見えたり見えなかったり、間の岳山頂ではガスで視界が効かず。
ただ、農鳥小屋への下りでは少し視界が開けて、小屋も農鳥岳も拝むことができた。
先のご夫婦からは農鳥小屋にはユニーク(?)なオーナーがいることを聞いていたのだけれど…確かに…
ここまでくる計画ではなかったのでまったく情報なしで来てしまったけれど、ここは古き良き(?)昔ながらの山小屋。山ガールには無縁の山小屋かも。
でも、オーナーはタダのインスタントコーヒーを進めてくれたり、翌朝自炊すると言ったらお湯は魔法瓶の中から使えばいいと言ってくれたり、ずいぶん親切にしてくれた。
登山者への小言がいろいろ多いみたいだけれど事故などが起きないように心配してのことなのだと思う。
部屋や食事やトイレなどまあ、最近の山小屋に較べるとナンだけど、山小屋だからしょうがないと思う。泊まれるだけありがたい。
でも、一言だけ…トイレットペーパーくらい置けよ。(笑)
写真は最初が北岳頂上で。富士の頭をなでなで。
2枚目は農鳥小屋へ下りる途中で。右端真ん中よりやや上の赤い屋根が農鳥小屋。左奥は農鳥岳。
3枚目は3日目の農鳥小屋の朝。ガスで視界が悪い。
朝、天気は最高。
肩の小屋を経て、北岳山頂へ。
360度のパノラマ。甲斐駒、仙丈ケ岳がきれいに見える。
南アルプスは初めてだったので、どのくらい時間がかかるのかちょっと心配したけれどここまでは極めて順調。
北岳山荘まで下る間に、間の岳で引き返すのではなく、このまま直進して農鳥を超えて奈良田へ下りるのがいいんじゃないかという考えが膨らむ。
実は昨夜同室となったご夫婦が奈良田へ抜けると聞いて、僕らにも可能なのじゃないかと考え始めていた。
北岳山荘でコーヒーを飲んだり、パンを買ったりして少し休憩。バスの時刻表で、奈良田に下りれば広河原までのバスが午後1本だけながらあるのを確認。何とか明日中に家まで帰れそうだ。
というわけでカミさんにも相談の上、計画変更で今日は農鳥小屋まで行くことになった。
北岳山荘を出たところから少しづつガスが湧いてきて視界が悪くなる。
昨日同室したご夫婦とも再会し、前後しながら進む。
そのご夫婦は今日僕らよりもかなり早く発ったのだが、北岳に登る途中、小太郎山にも登ったのだそうだ。すごい健脚。僕らより少し年配の方だと思うが、ペースは僕らよりも速い。
途中雨を予測してゴアテックスの上下を着こむ登山者もいたけれど、結局天気は何とか持って僕らはゴアテックスの上着も着ることなく農鳥小屋までたどり着いた。
間の岳手前の中白峰では北岳頂上が見えたり見えなかったり、間の岳山頂ではガスで視界が効かず。
ただ、農鳥小屋への下りでは少し視界が開けて、小屋も農鳥岳も拝むことができた。
先のご夫婦からは農鳥小屋にはユニーク(?)なオーナーがいることを聞いていたのだけれど…確かに…
ここまでくる計画ではなかったのでまったく情報なしで来てしまったけれど、ここは古き良き(?)昔ながらの山小屋。山ガールには無縁の山小屋かも。
でも、オーナーはタダのインスタントコーヒーを進めてくれたり、翌朝自炊すると言ったらお湯は魔法瓶の中から使えばいいと言ってくれたり、ずいぶん親切にしてくれた。
登山者への小言がいろいろ多いみたいだけれど事故などが起きないように心配してのことなのだと思う。
部屋や食事やトイレなどまあ、最近の山小屋に較べるとナンだけど、山小屋だからしょうがないと思う。泊まれるだけありがたい。
でも、一言だけ…トイレットペーパーくらい置けよ。(笑)
写真は最初が北岳頂上で。富士の頭をなでなで。
2枚目は農鳥小屋へ下りる途中で。右端真ん中よりやや上の赤い屋根が農鳥小屋。左奥は農鳥岳。
3枚目は3日目の農鳥小屋の朝。ガスで視界が悪い。
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南アルプス - 2013夏 Part 1
2013年9月27日 旅行
8月19日から21日までの3日間、南アルプスの北岳に行ってきました。
19日はお昼頃バスで広河原へ。
その日は2時間ちょっと歩いて白根御池小屋泊り。
僕らの持っている案内書のコースタイムは結構余裕を見て設定されているらしく、思っていたよりも早く到着。
白根御池小屋はまだ建て替えられてからそんなに経ってないきれいな小屋。
ソフトクリームがなかなかおいしかった。
2日目は北岳、北岳山荘を経て間の岳まで行ってから北岳山荘に戻って泊り、3日目に元来た道を下って広河原に下りる予定だったのですが…
写真は最初が朝の白根御池小屋で、朝日を浴びる北岳をバックに。
2枚目は北岳肩の小屋からの富士山。
3枚目は北岳山頂からの甲斐駒ケ岳。
19日はお昼頃バスで広河原へ。
その日は2時間ちょっと歩いて白根御池小屋泊り。
僕らの持っている案内書のコースタイムは結構余裕を見て設定されているらしく、思っていたよりも早く到着。
白根御池小屋はまだ建て替えられてからそんなに経ってないきれいな小屋。
ソフトクリームがなかなかおいしかった。
2日目は北岳、北岳山荘を経て間の岳まで行ってから北岳山荘に戻って泊り、3日目に元来た道を下って広河原に下りる予定だったのですが…
写真は最初が朝の白根御池小屋で、朝日を浴びる北岳をバックに。
2枚目は北岳肩の小屋からの富士山。
3枚目は北岳山頂からの甲斐駒ケ岳。
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Grand Paradiso & Monte Rosa - Epilogue
2013年9月23日 旅行
今回もアルプス氷河トレッキングを十分楽しむことができました。
モンテローザ、デュフール・スピッツェの頂上まで行けなかったことはちょっと残念ですが…4500m付近まで登れて無事に帰ってきたのですから良しとしましょう。
今回も山仲間に恵まれたことが大きかったと思っています。
オディーレ、ジェラール、ノエル、デジエに感謝。
そしてもちろんガイドのマークにも。彼のおかげで今回も楽しく安全な登山ができたのですから。
次は?
全くNo Idea。
でも、マークとは "Keep in touch" 状態を継続していきたいと思っています。
彼からは冬の初心者向けOff piste skiing 講習会(tour?) にも誘われていてこれはすごく魅力的なんだけれど、冬場はちょっと長期休暇を取りにくいし、カミさんはそこまでのスキー技術がないので別行動を考えなければならないし、資金的な問題もあるのでハードルが高いです。
どうなることやら…
写真は最初がグラン・パラディソ山域のスベルナ・パスでツアー参加者と。
2枚目はグラン・パラディソ頂上で。
3枚目はホテル le Faucigny のロビー。
モンテローザ、デュフール・スピッツェの頂上まで行けなかったことはちょっと残念ですが…4500m付近まで登れて無事に帰ってきたのですから良しとしましょう。
今回も山仲間に恵まれたことが大きかったと思っています。
オディーレ、ジェラール、ノエル、デジエに感謝。
そしてもちろんガイドのマークにも。彼のおかげで今回も楽しく安全な登山ができたのですから。
次は?
全くNo Idea。
でも、マークとは "Keep in touch" 状態を継続していきたいと思っています。
彼からは冬の初心者向けOff piste skiing 講習会(tour?) にも誘われていてこれはすごく魅力的なんだけれど、冬場はちょっと長期休暇を取りにくいし、カミさんはそこまでのスキー技術がないので別行動を考えなければならないし、資金的な問題もあるのでハードルが高いです。
どうなることやら…
写真は最初がグラン・パラディソ山域のスベルナ・パスでツアー参加者と。
2枚目はグラン・パラディソ頂上で。
3枚目はホテル le Faucigny のロビー。
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7月11日(木)、今日はシャモニー最終日で夕方ジュネーブ空港に向かう。
終日、街歩きなど。
朝市の広場で人工壁のクライミングの競技会をやっている。
こちらではこんなイベントが盛んなんだ。
子供向けの垂直壁もあってハーネスを付けたチビッコがスタッフに確保してもらいながら挑戦している。
こんな小さなころから遊びでやっていれば、たくさんのクライマーが育つのは間違いないだろう。
最終日ということで気が緩んでアイスクリームもコーンにスプーンで3個盛ってもらった。
普段だったらカミさんからストップがかかるのだけど、大目に見てくれたようだ。
でも、ちょっと食べすぎだったかも。
ホテルに戻っても特にやることがないのでロビーのソファーに座ってAlpy Busの時間を待つ。
Alpy Busは定刻に迎えに来る。フランスにしては(?)結構パンクチュアル。
ドライバーは女性で客は僕らだけ。
タクシーだとジュネーヴ空港までウン万円もかかるのに二人で50ユーロちょっとの料金では元が取れないだろうけれど帰りに空港で客を乗せてくるからなんとかペイするのか。
去年、Tax Refundの手続きで苦労したので、今年はちゃんとチェックインの前にフランス税関のオフィサーのハンコをもらう。
(空港内にフランスがあるのだ。)
チェックイン、手荷物検査が終わった後でアメリカン・エクスプレスのオフィスでTax Refundの書類を見せる。
昨年と違って今度は税官吏のハンコもあるので自信たっぷり。
でもここで想定外のことが…
アメリカン・エクスプレスの係員にこの封書は日本に帰ってから投函しろと言われる。去年は近くのポストに入れるだけだったのに。
封筒に張ってある切手がスイスのではなくフランスのものだったのだ。
去年はスポーツ・ショップの店員が僕らがジュネーブ空港から発つことを知ってスイスの切手を貼ってくれていたのだと思う。
今回はフランスの切手が貼ってあるのでここからは投函できないということ。
この時間では切手を売っているところはないのだ。
ヤレヤレ。
アエロフロート機は何の問題もなくモスクワへ。
7月12日、未明の到着。日本行きの便は夕方発なのでまだゲートも決まっていない。
この辺のゲートと思しきエリアで仮眠。
本当は半日クレムリン観光をするつもりで、こんな時間のフライトを予約したのだけれど、僕が何か勘違いしてトランジット・ヴィザを取るのを忘れていた。
やっとヴィザがいることに気がついたときには出発日まじかで既に遅すぎた。
情けない。
空港内の朝食のカフェテリアはいろんなものがあって味も悪くないけれど、後で円換算したらすごく高いことに気がついた。
二人で7000円くらい。ちょっとビックリ。
お昼を食べたローカルの(ロシア料理の)お店はそうでもなかった。
ピロシキなど、結構おいしかった。
朝食のカフェテリアは結構流行っていたのだけれど、みんななんであんな高いお店で食事できるのかちょっと不思議。
クレジットカードを使うから、お金の使い方がかなりいい加減になる。もうちょっと冷静に判断しないと。反省。
モスクワ経由は結果的に時間のロスと無駄遣いのダブルパンチになってしまったけれど、ロシアの雰囲気は少し味わうことができた。
この国の店員は、ホスピタリティというものを持ち合わせるにはまだ至っていないらしい。
いつかまたモスクワ観光に訪れることができるだろうか?
帰りのアエロフロート機は満員ではなかった。
行きに学習したので飲み物をもらうときにはソフトドリンクと食事用のワインをもらった。
7月13日(土)朝、成田に到着。
無事についてちょっとほっとした。でも暑さにうんざり。
これからずっとこの暑さかと思うと…
写真はモスクワ、シェレメーチエヴォ国際空港で。
終日、街歩きなど。
朝市の広場で人工壁のクライミングの競技会をやっている。
こちらではこんなイベントが盛んなんだ。
子供向けの垂直壁もあってハーネスを付けたチビッコがスタッフに確保してもらいながら挑戦している。
こんな小さなころから遊びでやっていれば、たくさんのクライマーが育つのは間違いないだろう。
最終日ということで気が緩んでアイスクリームもコーンにスプーンで3個盛ってもらった。
普段だったらカミさんからストップがかかるのだけど、大目に見てくれたようだ。
でも、ちょっと食べすぎだったかも。
ホテルに戻っても特にやることがないのでロビーのソファーに座ってAlpy Busの時間を待つ。
Alpy Busは定刻に迎えに来る。フランスにしては(?)結構パンクチュアル。
ドライバーは女性で客は僕らだけ。
タクシーだとジュネーヴ空港までウン万円もかかるのに二人で50ユーロちょっとの料金では元が取れないだろうけれど帰りに空港で客を乗せてくるからなんとかペイするのか。
去年、Tax Refundの手続きで苦労したので、今年はちゃんとチェックインの前にフランス税関のオフィサーのハンコをもらう。
(空港内にフランスがあるのだ。)
チェックイン、手荷物検査が終わった後でアメリカン・エクスプレスのオフィスでTax Refundの書類を見せる。
昨年と違って今度は税官吏のハンコもあるので自信たっぷり。
でもここで想定外のことが…
アメリカン・エクスプレスの係員にこの封書は日本に帰ってから投函しろと言われる。去年は近くのポストに入れるだけだったのに。
封筒に張ってある切手がスイスのではなくフランスのものだったのだ。
去年はスポーツ・ショップの店員が僕らがジュネーブ空港から発つことを知ってスイスの切手を貼ってくれていたのだと思う。
今回はフランスの切手が貼ってあるのでここからは投函できないということ。
この時間では切手を売っているところはないのだ。
ヤレヤレ。
アエロフロート機は何の問題もなくモスクワへ。
7月12日、未明の到着。日本行きの便は夕方発なのでまだゲートも決まっていない。
この辺のゲートと思しきエリアで仮眠。
本当は半日クレムリン観光をするつもりで、こんな時間のフライトを予約したのだけれど、僕が何か勘違いしてトランジット・ヴィザを取るのを忘れていた。
やっとヴィザがいることに気がついたときには出発日まじかで既に遅すぎた。
情けない。
空港内の朝食のカフェテリアはいろんなものがあって味も悪くないけれど、後で円換算したらすごく高いことに気がついた。
二人で7000円くらい。ちょっとビックリ。
お昼を食べたローカルの(ロシア料理の)お店はそうでもなかった。
ピロシキなど、結構おいしかった。
朝食のカフェテリアは結構流行っていたのだけれど、みんななんであんな高いお店で食事できるのかちょっと不思議。
クレジットカードを使うから、お金の使い方がかなりいい加減になる。もうちょっと冷静に判断しないと。反省。
モスクワ経由は結果的に時間のロスと無駄遣いのダブルパンチになってしまったけれど、ロシアの雰囲気は少し味わうことができた。
この国の店員は、ホスピタリティというものを持ち合わせるにはまだ至っていないらしい。
いつかまたモスクワ観光に訪れることができるだろうか?
帰りのアエロフロート機は満員ではなかった。
行きに学習したので飲み物をもらうときにはソフトドリンクと食事用のワインをもらった。
7月13日(土)朝、成田に到着。
無事についてちょっとほっとした。でも暑さにうんざり。
これからずっとこの暑さかと思うと…
写真はモスクワ、シェレメーチエヴォ国際空港で。
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7月10日(水)、今日の予定は特に考えていなかったのだけれど、天気も良いのでマークのお勧めのハイキングに行くことにする。
目的地はAiguillette des Posettes。ポセッテ針峰2201m。
マークによると頂上にピクニックに最適の場所があるのだとか。
モンロックまで鉄道で行こうと思ってシャモニーの駅まで行くが…
待っている人もいないし、電車の案内にもそれらしい表示がなくて何か変。
カウンターで駅のスタッフに聞いたら、バスを使えとのこと。
なんだかさっぱりわからない。
しょうがないので朝市の広場の近くのバス停へ。
幸い、そんな待たずにバスが来た。
モンロックの駅前でバスを降りる。ここで降りたのは僕らだけ。
ここは4年前にシャモニー・ツェルマットのオート・ルートのツアーに参加した時の待ち合わせ場所。懐かしい。あの時はその後こんなに何度もシャモニーに来るとは思ってもみなかった。
マークが描いてくれたメモを頼りに登り口に向かうが、工事中で行き止まり。
工事のおじさんから駅の反対側に行けと言われる。
どうも電車のトンネルの工事らしい。だから現在スイス側へ抜ける電車は動いていないのだ。バスで行けと言われた理由がやっとわかった。
駅の反対側をうろうろしながらやっと登山道(?)を見つけた。
最初は森林の中を抜ける道。
誰もいないのでちょっと不安になるが、木漏れ陽の道で気持ちいい。
途中で出会ったグループの人が道を教えてくれた。
登山自体が目的ではない自然教室か何かのグループらしい。
やがて視界が開けて谷の向こう側にモンブランやドリュー、ヴェルテなどの山々が見えるようになった。
最後の尾根筋がやや長かったけれど、頂上まで3時間くらいだったか…
頂上は広い草原で360度のパノラマ。
マークの言っていた通り、まさにピクニックやお昼寝には最適の場所。
結構人が多い。ル・トゥールか、道路沿いのパーキングから登ってきた登ってきた人が多いのかもしれない。
年配の人が多いが、中には大きなバックパックを背負った若い男性2人のパーティも。どうも先頭の若者のペースが速すぎて後続君はバテバテでかなり遅れてしまったようだ。もっとゆっくりなペースで歩いてあげればいいのに…余計なことだけど。
帰りは元来た道をゆっくり下りる。
モンロックのバス停でかなり待った。日差しが強いのでちょっとつらい。
バスは混んでいて座れない。途中のバス停で乗る人が多くてしばらくすると首都圏の通勤電車並みの混雑になった。う~ん、こんなところでラッシュアワーに会うとは…。
今日の夕食はシャモニー最後なので、二人で300グラム超のビフテキを食べた。
例のカジュアル・イタリアン。
まずくはなかったのだけれど、鉄板のお皿が冷えている。
どうも温めるのを忘れたらしい。
ウェイトレスに文句を言うが、Sorryというだけ。
もうちょっと早く気付いて交換してくらいのことを言うべきだったのかも。
最後の日なのに…ちょっと残念。
抗議の証としてチップはを置かずに出た。
写真は最初がモンブラン、ドリュー、ヴェルテをバックに。
右奥がモンブラン、真ん中やや左の高い山がヴェルテ、その右横のピークがドリュー。このあたりから見るドリューは先が円い。
2枚目はモンブランとシャモニー・ヴァレーをバックに。
3枚目はポゼッテの頂上で。
目的地はAiguillette des Posettes。ポセッテ針峰2201m。
マークによると頂上にピクニックに最適の場所があるのだとか。
モンロックまで鉄道で行こうと思ってシャモニーの駅まで行くが…
待っている人もいないし、電車の案内にもそれらしい表示がなくて何か変。
カウンターで駅のスタッフに聞いたら、バスを使えとのこと。
なんだかさっぱりわからない。
しょうがないので朝市の広場の近くのバス停へ。
幸い、そんな待たずにバスが来た。
モンロックの駅前でバスを降りる。ここで降りたのは僕らだけ。
ここは4年前にシャモニー・ツェルマットのオート・ルートのツアーに参加した時の待ち合わせ場所。懐かしい。あの時はその後こんなに何度もシャモニーに来るとは思ってもみなかった。
マークが描いてくれたメモを頼りに登り口に向かうが、工事中で行き止まり。
工事のおじさんから駅の反対側に行けと言われる。
どうも電車のトンネルの工事らしい。だから現在スイス側へ抜ける電車は動いていないのだ。バスで行けと言われた理由がやっとわかった。
駅の反対側をうろうろしながらやっと登山道(?)を見つけた。
最初は森林の中を抜ける道。
誰もいないのでちょっと不安になるが、木漏れ陽の道で気持ちいい。
途中で出会ったグループの人が道を教えてくれた。
登山自体が目的ではない自然教室か何かのグループらしい。
やがて視界が開けて谷の向こう側にモンブランやドリュー、ヴェルテなどの山々が見えるようになった。
最後の尾根筋がやや長かったけれど、頂上まで3時間くらいだったか…
頂上は広い草原で360度のパノラマ。
マークの言っていた通り、まさにピクニックやお昼寝には最適の場所。
結構人が多い。ル・トゥールか、道路沿いのパーキングから登ってきた登ってきた人が多いのかもしれない。
年配の人が多いが、中には大きなバックパックを背負った若い男性2人のパーティも。どうも先頭の若者のペースが速すぎて後続君はバテバテでかなり遅れてしまったようだ。もっとゆっくりなペースで歩いてあげればいいのに…余計なことだけど。
帰りは元来た道をゆっくり下りる。
モンロックのバス停でかなり待った。日差しが強いのでちょっとつらい。
バスは混んでいて座れない。途中のバス停で乗る人が多くてしばらくすると首都圏の通勤電車並みの混雑になった。う~ん、こんなところでラッシュアワーに会うとは…。
今日の夕食はシャモニー最後なので、二人で300グラム超のビフテキを食べた。
例のカジュアル・イタリアン。
まずくはなかったのだけれど、鉄板のお皿が冷えている。
どうも温めるのを忘れたらしい。
ウェイトレスに文句を言うが、Sorryというだけ。
もうちょっと早く気付いて交換してくらいのことを言うべきだったのかも。
最後の日なのに…ちょっと残念。
抗議の証としてチップはを置かずに出た。
写真は最初がモンブラン、ドリュー、ヴェルテをバックに。
右奥がモンブラン、真ん中やや左の高い山がヴェルテ、その右横のピークがドリュー。このあたりから見るドリューは先が円い。
2枚目はモンブランとシャモニー・ヴァレーをバックに。
3枚目はポゼッテの頂上で。
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7月9日(火)、モンテローザ3日目の続き。
登山電車でローテンボーデンからツェルマットへ下った。
ツェルマットの駅前の土産物のお店でちょっと買い物。
この時だけは観光客。
テッシェ行の電車はそんなに待たずに乗れた。
テッシェからは来た時と同じようにマークのSUVでシャモニーに向かうのだが、マークが途中のスイスの街、マルティニー (Martigny) のミュージアムで開かれているモジリアーニ展に招待してくれるという。
これは僕らにとってはちょっとしたボーナス。
マルティニーで昼食を摂ることにしたのだけれど、マークもあまり土地勘がないようで、結局、メキシコ料理のようなカジュアルなお店で、カミさんはツナサンド、僕はピザ、マークはカバブ。僕のピザは思っていたより大きくて15インチ(38cm)くらい。食べきれなくてマークに少し助けてもらった。
意外においしかった。
モジリアーニ展はこの地域のローマ時代の遺跡や出土品などが常設展示されている博物館で開かれていて、モジリアーニがメインだけれどその他にもピカソ、ゴーギャン等もいくつか…。
モジリアーニの作品をこんなにまとめて見たのは初めて。ぜいたくな時間をもつことができた。
ローマ時代の出土品は説明がフランス語だけだったので、マークが英語で説明してくれた。感謝。
シャモニーに向かう途中で突然の夕立に合う。
土砂降り。自転車の人が気の毒。
マークがシャモニー周辺のお薦めのハイキングコースを教えてくれて、そのための地図を途中のお店で購入。すごい雨でちょっと濡れた。
今日のお宿はフォーシニィ(le Faucigny)、シティセンターの教会のすぐ近く。
今回もマークにはすっかりお世話になった。
ホテルで別れ際に予定していたよりも多めのチップを渡して感謝の意を伝えた。
ありがとう。
夕食は前にも食べた近くのイタリアン・カジュアル・レストランで。
シャンパンをグラスでもらって乾杯。今日はデザート、エスプレッソまでもらってフルコース。
教会の前から見える雨に洗われた黄昏のモンブランがなかなか素敵だった。
写真は最初がモジリアーニ展のポスター。
2枚目は黄昏のモンブラン。
登山電車でローテンボーデンからツェルマットへ下った。
ツェルマットの駅前の土産物のお店でちょっと買い物。
この時だけは観光客。
テッシェ行の電車はそんなに待たずに乗れた。
テッシェからは来た時と同じようにマークのSUVでシャモニーに向かうのだが、マークが途中のスイスの街、マルティニー (Martigny) のミュージアムで開かれているモジリアーニ展に招待してくれるという。
これは僕らにとってはちょっとしたボーナス。
マルティニーで昼食を摂ることにしたのだけれど、マークもあまり土地勘がないようで、結局、メキシコ料理のようなカジュアルなお店で、カミさんはツナサンド、僕はピザ、マークはカバブ。僕のピザは思っていたより大きくて15インチ(38cm)くらい。食べきれなくてマークに少し助けてもらった。
意外においしかった。
モジリアーニ展はこの地域のローマ時代の遺跡や出土品などが常設展示されている博物館で開かれていて、モジリアーニがメインだけれどその他にもピカソ、ゴーギャン等もいくつか…。
モジリアーニの作品をこんなにまとめて見たのは初めて。ぜいたくな時間をもつことができた。
ローマ時代の出土品は説明がフランス語だけだったので、マークが英語で説明してくれた。感謝。
シャモニーに向かう途中で突然の夕立に合う。
土砂降り。自転車の人が気の毒。
マークがシャモニー周辺のお薦めのハイキングコースを教えてくれて、そのための地図を途中のお店で購入。すごい雨でちょっと濡れた。
今日のお宿はフォーシニィ(le Faucigny)、シティセンターの教会のすぐ近く。
今回もマークにはすっかりお世話になった。
ホテルで別れ際に予定していたよりも多めのチップを渡して感謝の意を伝えた。
ありがとう。
夕食は前にも食べた近くのイタリアン・カジュアル・レストランで。
シャンパンをグラスでもらって乾杯。今日はデザート、エスプレッソまでもらってフルコース。
教会の前から見える雨に洗われた黄昏のモンブランがなかなか素敵だった。
写真は最初がモジリアーニ展のポスター。
2枚目は黄昏のモンブラン。
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7月9日(火)、モンテローザ3日目。
今日はモンテローザ・ハットから下ってツェルマット経由でシャモニーまで帰る。
5時朝食。
モンテローザ、デュフール・スピッツェへの登山者は既に出発しているはず。
朝食の時にイギリス人の年配のご夫妻と同席したが、彼らはモンテローザのマルゲリータ小屋(Signalkuppe(シグナルクッペ 4559m)頂上)に向かうという。
下りがない分出発が遅くてもOKなのだ。
Have a nice day. Good luck for your ascend. と声をかけて先に失礼した。
彼らの山岳ガイドはツェルマットの若いガイド。
マークがクレバスが多いから大丈夫かなとちょっと心配していた。
行きに来たVia Ferrataを下り、ゴルナーグラート氷河に降りて横断する。
行きには着けなかったクランポンを今日は装着。
単独行の大柄な男性登山者が一人僕らの後についてくる。
マークによると彼は今日朝早くデュフール・スピッツェへ向かったけれど、雪の状態が悪くて引き返してきたらしい。
すごく大きなバックパックを背負っている。
氷河上にはところどころに標識があってここはガイド無しでも歩けるところなのだけれど、なにしろクレバスが多いので氷河歩きに慣れていない登山者にとってはルートファインディングは楽ではない。
彼はマークのガイドを頼りについてくるのだろう。
マークはもし彼が一言ついて行ってもいいかと聞いてくれたならOKと言ったけれどことわりなしについてくるのは礼儀知らずなので一切手助けしないと言っていた。なるほど、やっぱりちょっとした心遣いが大切というのは万国共通のものなのだ。
マークはその登山者が氷河上に土砂がかかった場所でクランポンを外したのを見てクレージーだとひと言。
氷河を横断して長い梯子を上ったところで大休止。
ここから先は緩やかな登りのフットパス。カミさんが先導した。
この新しいガイドはかなり速いペースで引っ張るのでついていくのに苦労した。
生意気にも振り返ってマークに "Are you OK?" とか聞いていた。
いつもマークが僕らにペースが早すぎないか聞いてくれたように…
途中、先行する例の単独行登山者もすんなり抜き去った。
彼はバックパックが重すぎて登りではペースが遅かった。
やがてローテンボーデンの駅へ。
日本人のツアーグループが一組休んでいた。
下りの電車がそんなに待たずにやってきた。
満員だったので、ツェルマットまで立ちんぼかと思ったらほとんどの乗客がここで降りた。
それもほとんど全員が日本人ツアー客。これにはビックリ。
マークも目を丸くしていた。
続く…。
写真はゴルナーグラート氷河で、リスカムをバックに。
ヘルメットはこんなところでは必要ないのだけれど、バックパックへの収納に困って頭で運んだ。
今日はモンテローザ・ハットから下ってツェルマット経由でシャモニーまで帰る。
5時朝食。
モンテローザ、デュフール・スピッツェへの登山者は既に出発しているはず。
朝食の時にイギリス人の年配のご夫妻と同席したが、彼らはモンテローザのマルゲリータ小屋(Signalkuppe(シグナルクッペ 4559m)頂上)に向かうという。
下りがない分出発が遅くてもOKなのだ。
Have a nice day. Good luck for your ascend. と声をかけて先に失礼した。
彼らの山岳ガイドはツェルマットの若いガイド。
マークがクレバスが多いから大丈夫かなとちょっと心配していた。
行きに来たVia Ferrataを下り、ゴルナーグラート氷河に降りて横断する。
行きには着けなかったクランポンを今日は装着。
単独行の大柄な男性登山者が一人僕らの後についてくる。
マークによると彼は今日朝早くデュフール・スピッツェへ向かったけれど、雪の状態が悪くて引き返してきたらしい。
すごく大きなバックパックを背負っている。
氷河上にはところどころに標識があってここはガイド無しでも歩けるところなのだけれど、なにしろクレバスが多いので氷河歩きに慣れていない登山者にとってはルートファインディングは楽ではない。
彼はマークのガイドを頼りについてくるのだろう。
マークはもし彼が一言ついて行ってもいいかと聞いてくれたならOKと言ったけれどことわりなしについてくるのは礼儀知らずなので一切手助けしないと言っていた。なるほど、やっぱりちょっとした心遣いが大切というのは万国共通のものなのだ。
マークはその登山者が氷河上に土砂がかかった場所でクランポンを外したのを見てクレージーだとひと言。
氷河を横断して長い梯子を上ったところで大休止。
ここから先は緩やかな登りのフットパス。カミさんが先導した。
この新しいガイドはかなり速いペースで引っ張るのでついていくのに苦労した。
生意気にも振り返ってマークに "Are you OK?" とか聞いていた。
いつもマークが僕らにペースが早すぎないか聞いてくれたように…
途中、先行する例の単独行登山者もすんなり抜き去った。
彼はバックパックが重すぎて登りではペースが遅かった。
やがてローテンボーデンの駅へ。
日本人のツアーグループが一組休んでいた。
下りの電車がそんなに待たずにやってきた。
満員だったので、ツェルマットまで立ちんぼかと思ったらほとんどの乗客がここで降りた。
それもほとんど全員が日本人ツアー客。これにはビックリ。
マークも目を丸くしていた。
続く…。
写真はゴルナーグラート氷河で、リスカムをバックに。
ヘルメットはこんなところでは必要ないのだけれど、バックパックへの収納に困って頭で運んだ。
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7月8日(月)、モンテローザ2日目の続き。
モンテローザ、デュフール・スピッツェ前衛峰の登りで先頭のマークがもう一歩でピークというところで止まって、カミさんにここを下りるのは怖くないかと聞く。
かなり高度感のある場所なのでカミさんが下を見て怖いというとマークはここでやめようという。残念ながら僕らのモンテローザはこの地点で終わりになってしまった。
高度4500m付近だと思う。
デュフール・スピッツェの頂上まであと高度差100数十メートル、約30分くらいなのではないかと思うのだが…
マークはカミさんの技術的レベルにちょっと不安を感じたようだ。
カミさんも僕もスタミナの点ではまだまだ余裕があったのだが…。
マークがここまで来たらほぼ登ったようなものだからと慰めてくれた。
しょうがない。
ここが僕らのモンテローザ頂上と思うことにしよう。
午前9:30分頃だったと思う。
僕が先頭で急なリッジを一歩一歩慎重に下る。
リッジの下の広い緩やかなスロープの場所まで下りて大休止。
あとは広い氷河をひたすら下る。
陽があたってくると雪がどんどん悪くなって足をとられるので体力を消耗する。
長い長いくだり。
モンテローザ小屋が見えてからもすごく長く感じた。
不整地の歩行なので僕の痛めた左足首への負担も大きく、かなり限界に近かった。
午後3時過ぎ、小屋に着いたときはほっとした。
夕食は今日も豚肉。一口サイズのソテー。
イタリアの小屋でもずっと豚肉だったけれどここも2日とも豚肉だった。
赤ワインをもらって3人で無事を祝って乾杯した。
写真は最初がデュフール・スピッツェ前衛峰の登り斜面をバックに。
2枚目はその逆側。左後方の山はリスカムだと思う。
モンテローザ、デュフール・スピッツェ前衛峰の登りで先頭のマークがもう一歩でピークというところで止まって、カミさんにここを下りるのは怖くないかと聞く。
かなり高度感のある場所なのでカミさんが下を見て怖いというとマークはここでやめようという。残念ながら僕らのモンテローザはこの地点で終わりになってしまった。
高度4500m付近だと思う。
デュフール・スピッツェの頂上まであと高度差100数十メートル、約30分くらいなのではないかと思うのだが…
マークはカミさんの技術的レベルにちょっと不安を感じたようだ。
カミさんも僕もスタミナの点ではまだまだ余裕があったのだが…。
マークがここまで来たらほぼ登ったようなものだからと慰めてくれた。
しょうがない。
ここが僕らのモンテローザ頂上と思うことにしよう。
午前9:30分頃だったと思う。
僕が先頭で急なリッジを一歩一歩慎重に下る。
リッジの下の広い緩やかなスロープの場所まで下りて大休止。
あとは広い氷河をひたすら下る。
陽があたってくると雪がどんどん悪くなって足をとられるので体力を消耗する。
長い長いくだり。
モンテローザ小屋が見えてからもすごく長く感じた。
不整地の歩行なので僕の痛めた左足首への負担も大きく、かなり限界に近かった。
午後3時過ぎ、小屋に着いたときはほっとした。
夕食は今日も豚肉。一口サイズのソテー。
イタリアの小屋でもずっと豚肉だったけれどここも2日とも豚肉だった。
赤ワインをもらって3人で無事を祝って乾杯した。
写真は最初がデュフール・スピッツェ前衛峰の登り斜面をバックに。
2枚目はその逆側。左後方の山はリスカムだと思う。
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7月8日(月)、モンテローザ2日目。
今日がいよいよモンテローザへの当日。
夜、カミナリ。雷鳴とピカピカ、それと雨が小屋の屋根・壁面をたたく音。
今日は駄目かと思ったのだけれど、朝、腕時計の目覚ましをかけた時間に起きるとマークは今日登るという。
雨はどうもやんだようだし、カミナリは遠くだからダイジョウブだとのこと。
テルモスの紅茶は昨日ディナーの後でもらってある。
あわただしく、パンと紅茶の簡単な朝食をとって出発。
出発は3時頃だったか、実は記録しておくのを忘れてしまった。
もちろんまだ暗いのでトーチライトを点灯して登る。
僕らは中厚のウールの下着に化繊の速乾性山シャツ、その上に薄いゴアテックス雨具を付けている。
ちょっと厚手のインナーダウンをバックパックの中に持っている。
僕らのゴアテックスはペラペラの日本の夏用の雨具で、こんなのを着ている人はアルプスの山ではほとんど見ない。
地の厚い、ゴアテックス・パーカーが一般的。でも、それだと日本ではほとんど冬山でしか使い道がない。
ゴアテックスのパーカーは高価なので、ヨーロッパのアルプスのためだけに買うことができないでいる。
薄手だと重ね着の調整には便利なのだけれど、アルパイン用としては強度的な問題もあり、ベストチョイスとはいえないようだ。
最初はクランポンなしで岩混じり、雪混じりのフットパス(?)を登る。
しばらくして氷河に出たところでクランポンを付ける。
雪の状態はあまり良くない。時々大きくはまって足をとられる。
モンブランに登った時は雪は締まって歩きやすかったのだが、今回はちょっと違う。
しかも、モンブランの時、僕らはひとつ下のテートルース小屋から登ったのだが、今回はその時よりもさらに100mほど標高差が大きい、約1800mを登らなくてはならないので先が長い。
マークのペースは速くはないので、息苦しくはないのだけれど、このペースで頂上までタイムリミットまでに到達できるのかちょっと気になる。
10時ころまでに登れればいいのだろうか?
途中まだ暗い中、腹に響くような轟音。マークによるとリスカム北斜面の雪崩によるものらしい。
他のチームは僕らよりもペースが速いので次々抜かれる。
僕らはひたすら牛歩。1時間に1回、5分くらいの給水、エナジー補給休憩。
モンブランの時もそうだったけれど、4000m付近を登っていると脳の酸素不足のせいか何も考えられなくなる。
ただ、ひたすら足を一歩一歩前に出すだけ。
やがて辺りは明るくなってきたけれど、ここは北斜面なので陽はまだあたらない。
気温はそんなに低くないようで、寒くはない。今回は軽量化のためブーツは厳冬期用ではない。日本の春の雪山用。
モンブランの時と同じタイプのブーツ。モンブランでは足がややかじかむことがあったが今回ほそれほどでもない。
ちなみに昨年のモンテローザ・トレッキングでは4000m超の山々のトレッキングだったので厳冬期用を使用した。
今回は1日のみの登山なので軽さをとった。
いくつか急な斜面と緩やかな斜面を交互に登った後で、前方に2つの大きなピークが見える広い緩やかなスロープに差し掛かった。
左奥がデュフール・スピッツェの頂上で右側にきれいな尾根筋を見せるピークは前衛峰らしい。
その前衛峰の右側の急なリッジを登るグループの姿が見える。
僕らを追い越して行った別の3人のパーティがしばらく前から頻繁に休むようになって少し距離が縮まってきたようなのでおかしいなと思っていたら、
広いスロープで少し止まってから引き返してきた。
何かトラブルがあったのだと思う。
彼らとすれ違ってからしばらく歩いてやっと前衛峰のリッジに達した。
下から見ていたよりも傾斜がある。
ここでウォーキングポールをアイスアックスに持ち替える。
アイスアックスのピックを雪面に叩き込み、クランポンの前爪を蹴り込んで登る。
前爪はしっかり一回で蹴り込むことという指導の通り一歩一歩。
リッジの左側を登っているので向こう側がどうなっているのかは見えないけれどたぶん壁。
こちら側も斜面はかなり急なので高度感がある。
滑落したら事故になる場所なので緊張感がある。
やがてマークが前衛峰のピークの一歩手前まで達するが…
続く
写真は最初がモンテローザ登山ルートから見えた朝のマッターホルン。
2枚目はモンテローザ、デュフール・スピッツェ前衛峰の登りの斜面。
写真ではそんなに急斜面には見えないのだけれど…。
たぶん右奥がデュフール・スピッツェの頂上。
3枚目その前衛峰へのルートをバックに。
今日がいよいよモンテローザへの当日。
夜、カミナリ。雷鳴とピカピカ、それと雨が小屋の屋根・壁面をたたく音。
今日は駄目かと思ったのだけれど、朝、腕時計の目覚ましをかけた時間に起きるとマークは今日登るという。
雨はどうもやんだようだし、カミナリは遠くだからダイジョウブだとのこと。
テルモスの紅茶は昨日ディナーの後でもらってある。
あわただしく、パンと紅茶の簡単な朝食をとって出発。
出発は3時頃だったか、実は記録しておくのを忘れてしまった。
もちろんまだ暗いのでトーチライトを点灯して登る。
僕らは中厚のウールの下着に化繊の速乾性山シャツ、その上に薄いゴアテックス雨具を付けている。
ちょっと厚手のインナーダウンをバックパックの中に持っている。
僕らのゴアテックスはペラペラの日本の夏用の雨具で、こんなのを着ている人はアルプスの山ではほとんど見ない。
地の厚い、ゴアテックス・パーカーが一般的。でも、それだと日本ではほとんど冬山でしか使い道がない。
ゴアテックスのパーカーは高価なので、ヨーロッパのアルプスのためだけに買うことができないでいる。
薄手だと重ね着の調整には便利なのだけれど、アルパイン用としては強度的な問題もあり、ベストチョイスとはいえないようだ。
最初はクランポンなしで岩混じり、雪混じりのフットパス(?)を登る。
しばらくして氷河に出たところでクランポンを付ける。
雪の状態はあまり良くない。時々大きくはまって足をとられる。
モンブランに登った時は雪は締まって歩きやすかったのだが、今回はちょっと違う。
しかも、モンブランの時、僕らはひとつ下のテートルース小屋から登ったのだが、今回はその時よりもさらに100mほど標高差が大きい、約1800mを登らなくてはならないので先が長い。
マークのペースは速くはないので、息苦しくはないのだけれど、このペースで頂上までタイムリミットまでに到達できるのかちょっと気になる。
10時ころまでに登れればいいのだろうか?
途中まだ暗い中、腹に響くような轟音。マークによるとリスカム北斜面の雪崩によるものらしい。
他のチームは僕らよりもペースが速いので次々抜かれる。
僕らはひたすら牛歩。1時間に1回、5分くらいの給水、エナジー補給休憩。
モンブランの時もそうだったけれど、4000m付近を登っていると脳の酸素不足のせいか何も考えられなくなる。
ただ、ひたすら足を一歩一歩前に出すだけ。
やがて辺りは明るくなってきたけれど、ここは北斜面なので陽はまだあたらない。
気温はそんなに低くないようで、寒くはない。今回は軽量化のためブーツは厳冬期用ではない。日本の春の雪山用。
モンブランの時と同じタイプのブーツ。モンブランでは足がややかじかむことがあったが今回ほそれほどでもない。
ちなみに昨年のモンテローザ・トレッキングでは4000m超の山々のトレッキングだったので厳冬期用を使用した。
今回は1日のみの登山なので軽さをとった。
いくつか急な斜面と緩やかな斜面を交互に登った後で、前方に2つの大きなピークが見える広い緩やかなスロープに差し掛かった。
左奥がデュフール・スピッツェの頂上で右側にきれいな尾根筋を見せるピークは前衛峰らしい。
その前衛峰の右側の急なリッジを登るグループの姿が見える。
僕らを追い越して行った別の3人のパーティがしばらく前から頻繁に休むようになって少し距離が縮まってきたようなのでおかしいなと思っていたら、
広いスロープで少し止まってから引き返してきた。
何かトラブルがあったのだと思う。
彼らとすれ違ってからしばらく歩いてやっと前衛峰のリッジに達した。
下から見ていたよりも傾斜がある。
ここでウォーキングポールをアイスアックスに持ち替える。
アイスアックスのピックを雪面に叩き込み、クランポンの前爪を蹴り込んで登る。
前爪はしっかり一回で蹴り込むことという指導の通り一歩一歩。
リッジの左側を登っているので向こう側がどうなっているのかは見えないけれどたぶん壁。
こちら側も斜面はかなり急なので高度感がある。
滑落したら事故になる場所なので緊張感がある。
やがてマークが前衛峰のピークの一歩手前まで達するが…
続く
写真は最初がモンテローザ登山ルートから見えた朝のマッターホルン。
2枚目はモンテローザ、デュフール・スピッツェ前衛峰の登りの斜面。
写真ではそんなに急斜面には見えないのだけれど…。
たぶん右奥がデュフール・スピッツェの頂上。
3枚目その前衛峰へのルートをバックに。
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7月7日(日)、今日からいよいよモンテローザ、デュフール・スピッツェへの挑戦が始まる。
朝、8:00にマークがホテル・デラルヴェに迎えに来てくれる。
次にシャモニーに戻ってきたときには別のホテルに泊まることになるので、僕らの荷物一式をマークのクルマに載せてもらった。
次のホテルはフォーシニィ(le Faucigny)、デラルヴェと経営者は同じらしい。
デラルヴェのフロントの若いお兄さんが荷物をフォーシニィに送ることもできますよと言ってくれたのだけれど、スイスへの道中、何か忘れ物を思い出す可能性を考えてやはりマークのクルマに積ませてもらった。
お兄さんは、フォーシニィのレセプションに僕らのことを伝えておくからと言ってくれた。彼はすごく親切。
クルマは一路スイスへ。スイスの国境を超えると道がよくなる。
どうもスイスの方がお金持ちのようだ。
その代り何でもスイスの方が高い。ただガソリンだけはスイスの方が安くて、マークはスイスの国境を越えてガソリンを入れに行くと言っていた。
テッシェでクルマを駐車場に置き、グレーシャー・エキスプレスに乗り換えてツェルマットへ。ツェルマットでゴルナーグラート登山電車に乗って途中駅のローテンボーデンで降りる。
そこからフットパスをしばらく下ってからピクニック後、長い梯子を下って氷河上へ下りる。
クレバスだらけの大きな氷河を横断してモンテローザ・ハットへのフットパスに出る。このフットパスは鉄の棒で作った足場や固定ロープのある急登。
いわゆるVia Ferrata(鉄の道)と呼ばれる場所なのだと思う。
やっとの思いでモンテローザ・ハット到着。
昨年もここに寄っているけれど泊るのは今回が初めて。
おしゃれな内装と素晴らしい設備で、2段ベッドのドミトリーであることを除けば、ホテル並み。
夕食に野菜サラダが出たのにはびっくりした。
山小屋ではちょっと珍しい。
写真は最初がローテンボーデンで、マッターホルンをバックに。
2枚目はモンテローザ・ハットに向かうフットパスで。
上方に銀色に輝くモンテローザ・ハットが小さく見える。
朝、8:00にマークがホテル・デラルヴェに迎えに来てくれる。
次にシャモニーに戻ってきたときには別のホテルに泊まることになるので、僕らの荷物一式をマークのクルマに載せてもらった。
次のホテルはフォーシニィ(le Faucigny)、デラルヴェと経営者は同じらしい。
デラルヴェのフロントの若いお兄さんが荷物をフォーシニィに送ることもできますよと言ってくれたのだけれど、スイスへの道中、何か忘れ物を思い出す可能性を考えてやはりマークのクルマに積ませてもらった。
お兄さんは、フォーシニィのレセプションに僕らのことを伝えておくからと言ってくれた。彼はすごく親切。
クルマは一路スイスへ。スイスの国境を超えると道がよくなる。
どうもスイスの方がお金持ちのようだ。
その代り何でもスイスの方が高い。ただガソリンだけはスイスの方が安くて、マークはスイスの国境を越えてガソリンを入れに行くと言っていた。
テッシェでクルマを駐車場に置き、グレーシャー・エキスプレスに乗り換えてツェルマットへ。ツェルマットでゴルナーグラート登山電車に乗って途中駅のローテンボーデンで降りる。
そこからフットパスをしばらく下ってからピクニック後、長い梯子を下って氷河上へ下りる。
クレバスだらけの大きな氷河を横断してモンテローザ・ハットへのフットパスに出る。このフットパスは鉄の棒で作った足場や固定ロープのある急登。
いわゆるVia Ferrata(鉄の道)と呼ばれる場所なのだと思う。
やっとの思いでモンテローザ・ハット到着。
昨年もここに寄っているけれど泊るのは今回が初めて。
おしゃれな内装と素晴らしい設備で、2段ベッドのドミトリーであることを除けば、ホテル並み。
夕食に野菜サラダが出たのにはびっくりした。
山小屋ではちょっと珍しい。
写真は最初がローテンボーデンで、マッターホルンをバックに。
2枚目はモンテローザ・ハットに向かうフットパスで。
上方に銀色に輝くモンテローザ・ハットが小さく見える。
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7月6日(土)、グラン・パラディソ・トレッキングが終わり、今日はシャモニーで終日リラックス。
今日は土曜日なので、ホテル近くの広場で朝市が開かれる。
朝市をブラブラ。ハム(Jambon)とクロワッサンを買う。
クロワッサンは明日のピクニック用。
夕食はホテル近くのイタリアン・レストランでパスタとピザそしてサラダ。
どうもイタリアンで食べることが多い。
山登りの前はパスタがお薦めということもあってこうなってしまう。
写真は最初が昨日の下り。フットパスはもうすぐ。
2枚目はポントへのフットパスで、滝をバックに。
3枚目はシャモニーに向かう車中から見たモンブラン。
イタリア側から見るモンブランは険しい。
今日は土曜日なので、ホテル近くの広場で朝市が開かれる。
朝市をブラブラ。ハム(Jambon)とクロワッサンを買う。
クロワッサンは明日のピクニック用。
夕食はホテル近くのイタリアン・レストランでパスタとピザそしてサラダ。
どうもイタリアンで食べることが多い。
山登りの前はパスタがお薦めということもあってこうなってしまう。
写真は最初が昨日の下り。フットパスはもうすぐ。
2枚目はポントへのフットパスで、滝をバックに。
3枚目はシャモニーに向かう車中から見たモンブラン。
イタリア側から見るモンブランは険しい。
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南アルプス - 2013夏(予告編)
2013年8月22日 旅行
グラン・パラディソ、モンテローザの登山旅行記の途中ですが、ちょっと遅めの夏休みをとって、8月19日から21日までの3日間、南アルプスの北岳に行ってきました。結果的には白峰(しらね)三山と呼ばれる北岳(3193m)、間の岳(あいのたけ、3189m)、西農鳥岳(3051m)、農鳥岳(3026m)の縦走になりました。
北岳は日本で2番目に高い山、間の岳は4番目。
世界遺産が決定した富士山はますます混雑して、僕らにとっては縁遠い山になってしまいました。「2番じゃダメなんですか」ということで北岳に登ることになりました。(??)
南アルプスは僕らにとっては初めて。
計画では北岳の後、間の岳まで行って元来た道を引き返す予定だったのですが…
詳細は別途、グラン・パラディソ、モンテローザの後に書こうと思っています。
写真は北岳の下りで間の岳への稜線をバックに。
真ん中付近の赤い屋根の建物が北岳山荘、左奥のピークが間の岳。
北岳は日本で2番目に高い山、間の岳は4番目。
世界遺産が決定した富士山はますます混雑して、僕らにとっては縁遠い山になってしまいました。「2番じゃダメなんですか」ということで北岳に登ることになりました。(??)
南アルプスは僕らにとっては初めて。
計画では北岳の後、間の岳まで行って元来た道を引き返す予定だったのですが…
詳細は別途、グラン・パラディソ、モンテローザの後に書こうと思っています。
写真は北岳の下りで間の岳への稜線をバックに。
真ん中付近の赤い屋根の建物が北岳山荘、左奥のピークが間の岳。
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7月5日(金)、グラン・パラディソ・トレッキング5日目。このトレッキングの最終日。
朝、3:30に起床、4:30頃出発。
今日はいくつか氷河を超えて駐車場のあるポントへ通じる谷間のフットパスをたどる予定。
ただ、オディーレとジェラールはこの氷河コースではなく、ポントへダイレクトに向かうフットパスを下りるので別行動。朝も遅い時間に起きるとのこと。
彼らにとってはグラン・パラディソの登頂は15年来の夢だったそうで、それが達成できたのでもう満足みたいだ。
というわけで今日のメンバーはマークとノエル、デジエ、カミさんと僕。
今朝も気温はそんなに低くないので、雪の状態が悪い。ズボズボ沈むので歩きにくい。
予定ではもう少し上まで上がるルートだったのだけれど、雪の状態が悪いので少しショートカットにするとマークから説明があった。
最初の氷河を登って峠を越した後はいくつかの氷河のトラバース。
途中、急な下りがあって、そこはコンティニュアス(ロープト・パーティーが繋がった状態で同時に歩行すること)ではなく、マークが上で確保した状態で4人が先に下りる。
雪が時々深く沈むのでバランスを崩しやすい。
ポントへ通じる谷の氷河は下に川が流れているのでちょっと緊張感を強いられる。
先頭のマークが深く雪にはまってみんなであわててバックするなんてことがあった。
フットパスに出るころには太陽も高くなって暑くなってきた。
その後はだらだらと周りの景色を楽しみながら下る。
途中、マーモットやアイベックス(フランス語ではブクタンというらしい)に出会いながらお昼頃ポントに到着。
オディーレとジェラールが待っていてくれて、ここでみんなで握手、ハグ、フランス式のキッス。
ホテルのレストランでお茶を飲んだ後、行きと同様2台の車に分乗しシャモ二―に向かった。
イタリア側から見るモンブランはやはり険しい表情を見せて迫力がある。
ホテル・デラルヴェで下してもらってここでみんなとお別れをした。いいトレッキングだった。
ホテルでまずシャワーを浴びたら2時過ぎになってしまって、この時間だと食事ができるレストランがない。
2時ころから7時くらいまでは飲み物だけというレストランが多いようだ。
しばらく野菜をとっていなかったのでサラダを食べようということになってスーパーで大きなサラダのパック(ドレッシングやフォークも付いていてそのまますぐに食べられるようになっている。)やトマトなどを買ってホテルで食べることにする。
夕食はカジュアルなイタリアン・レストランで。
僕は串焼きの牛のバーベキュー。おいしかったけれど量がいまいち。カミさんの頼んだフィレのステーキは薄くてあまりおいしくなかったらしい。
でも、ビールで乾杯し、サラダをたっぷり食べてまあまあ満足。
最初の写真は昨日の午後のヴィットリオ・エマヌエレ小屋のテラスで。
2枚目、3枚目は帰りの氷河の上で。
朝、3:30に起床、4:30頃出発。
今日はいくつか氷河を超えて駐車場のあるポントへ通じる谷間のフットパスをたどる予定。
ただ、オディーレとジェラールはこの氷河コースではなく、ポントへダイレクトに向かうフットパスを下りるので別行動。朝も遅い時間に起きるとのこと。
彼らにとってはグラン・パラディソの登頂は15年来の夢だったそうで、それが達成できたのでもう満足みたいだ。
というわけで今日のメンバーはマークとノエル、デジエ、カミさんと僕。
今朝も気温はそんなに低くないので、雪の状態が悪い。ズボズボ沈むので歩きにくい。
予定ではもう少し上まで上がるルートだったのだけれど、雪の状態が悪いので少しショートカットにするとマークから説明があった。
最初の氷河を登って峠を越した後はいくつかの氷河のトラバース。
途中、急な下りがあって、そこはコンティニュアス(ロープト・パーティーが繋がった状態で同時に歩行すること)ではなく、マークが上で確保した状態で4人が先に下りる。
雪が時々深く沈むのでバランスを崩しやすい。
ポントへ通じる谷の氷河は下に川が流れているのでちょっと緊張感を強いられる。
先頭のマークが深く雪にはまってみんなであわててバックするなんてことがあった。
フットパスに出るころには太陽も高くなって暑くなってきた。
その後はだらだらと周りの景色を楽しみながら下る。
途中、マーモットやアイベックス(フランス語ではブクタンというらしい)に出会いながらお昼頃ポントに到着。
オディーレとジェラールが待っていてくれて、ここでみんなで握手、ハグ、フランス式のキッス。
ホテルのレストランでお茶を飲んだ後、行きと同様2台の車に分乗しシャモ二―に向かった。
イタリア側から見るモンブランはやはり険しい表情を見せて迫力がある。
ホテル・デラルヴェで下してもらってここでみんなとお別れをした。いいトレッキングだった。
ホテルでまずシャワーを浴びたら2時過ぎになってしまって、この時間だと食事ができるレストランがない。
2時ころから7時くらいまでは飲み物だけというレストランが多いようだ。
しばらく野菜をとっていなかったのでサラダを食べようということになってスーパーで大きなサラダのパック(ドレッシングやフォークも付いていてそのまますぐに食べられるようになっている。)やトマトなどを買ってホテルで食べることにする。
夕食はカジュアルなイタリアン・レストランで。
僕は串焼きの牛のバーベキュー。おいしかったけれど量がいまいち。カミさんの頼んだフィレのステーキは薄くてあまりおいしくなかったらしい。
でも、ビールで乾杯し、サラダをたっぷり食べてまあまあ満足。
最初の写真は昨日の午後のヴィットリオ・エマヌエレ小屋のテラスで。
2枚目、3枚目は帰りの氷河の上で。
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7月4日(木)、グラン・パラディソ・トレッキング4日目の続き。
2時過ぎにヴィットリオ・エマヌエレ小屋に戻ってきた。
遅めのお昼、今日はオムレツを食べて後はリラックス。
今までグループのみんなにはワインをごちそうになったり、お茶をごちそうになったりで振舞われてばかりだったので、今晩は僕らの番と思ってカフェテリアのネパーリにシャンパンかスパークリング・ワインがあるかどうか、値段がいくらか恐る恐る聞いてみた。
イタリアのスパークリング・ワインがあり値段も12ユーロと思いのほか安いのでそれを冷やしてディナーの時に僕らのテーブルに持ってきてもらうようお願いした。
カミさんはまた絵葉書を書いている。
僕は湿ったシャツを乾燥させるためにテラスで日向ぼっこ。今日は天気がいいし、お客さんが多いのでテラスはかなり賑わっている。
ヘリコプターがやってきて上を旋回し始めた。
やがて小屋の少し下のところで高度を下げて下りてきた。
地上すれすれでホバリングしているところへ岩の上に乗った登山者(?)が飛び移った。
けが人の救助だったのかもしれない。それにしても地上すれすれのホバリングはすごい操縦技術だと思う。
5時過ぎにマークがロープ技術などの講習会を開く。
エイト・ノットなどのロープの結び方の基礎やなぜ氷河歩きの時にタイトロープにしなければならないかなどのロープ扱いの基礎。
シットハーネスにロープを結ぶ時、なぜ安全環付カラビナ2個にロープを通すのかについても説明してくれた。
安全環がロープとの摩擦で回ってしまいカラビナが開いてしまうことがあるので、1個では安全が確保できないとのこと。
こうなると開くというのを実演して見せてくれた。
実際に事故事例があったらしい。
2個使うのがフランスの山岳ガイドの標準。
僕は日本ではガイドしてもらった経験がないのでよく知らないけれど、本などで見る限りでは安全環付カラビナを2個使うというのは日本ではあまり一般的ではないように思う。
その他、安全環無しのカラビナしかない場合の使い方(カラビナを2個逆向きに使えば良い)やカラビナがない場合のシットハーネスへのロープの結び方などについても教わった。
ディナーのちょっと前にカフェテリアに行ったら先程のネパーリが寄ってきてスパークリング・ワインについての提案が…。小屋のオーナーによると12ユーロのワインはあまり良くないので、16ユーロの方にした方がよいとのこと。
こちらは全く知識がないので素直にお勧めに従った。
ディナーの時に彼がその冷やしておいてくれたスパークリング・ワインを持ってきた。
グラン・パラディソ登頂とデジエが初めて4000m超の山に登ったことそして僕らの結婚30周年も付け加えさせてもらってみんなでお祝いの乾杯をした。
ワインはドライで結構おいしかった。お勧めに従ってよかったようだ。みんなにも喜んでもらえたのでとてもうれしかった。
写真は最初がグラン・パラディソ頂上直下の岩場を下りてきたところ。
両側が切り立った崖でルートは狭い。
2枚目は下りの途中で。左上方の岩場が頂上(だと思う)。
3枚目は下りのシャブー小屋とヴィットリオ・エマヌエレ小屋の分岐点で。
正面奥の氷河はシャブー小屋に通じる。ヴィットリオ・エマヌエレ小屋は左側の氷河(写真では見えないけれど)を下る。
2時過ぎにヴィットリオ・エマヌエレ小屋に戻ってきた。
遅めのお昼、今日はオムレツを食べて後はリラックス。
今までグループのみんなにはワインをごちそうになったり、お茶をごちそうになったりで振舞われてばかりだったので、今晩は僕らの番と思ってカフェテリアのネパーリにシャンパンかスパークリング・ワインがあるかどうか、値段がいくらか恐る恐る聞いてみた。
イタリアのスパークリング・ワインがあり値段も12ユーロと思いのほか安いのでそれを冷やしてディナーの時に僕らのテーブルに持ってきてもらうようお願いした。
カミさんはまた絵葉書を書いている。
僕は湿ったシャツを乾燥させるためにテラスで日向ぼっこ。今日は天気がいいし、お客さんが多いのでテラスはかなり賑わっている。
ヘリコプターがやってきて上を旋回し始めた。
やがて小屋の少し下のところで高度を下げて下りてきた。
地上すれすれでホバリングしているところへ岩の上に乗った登山者(?)が飛び移った。
けが人の救助だったのかもしれない。それにしても地上すれすれのホバリングはすごい操縦技術だと思う。
5時過ぎにマークがロープ技術などの講習会を開く。
エイト・ノットなどのロープの結び方の基礎やなぜ氷河歩きの時にタイトロープにしなければならないかなどのロープ扱いの基礎。
シットハーネスにロープを結ぶ時、なぜ安全環付カラビナ2個にロープを通すのかについても説明してくれた。
安全環がロープとの摩擦で回ってしまいカラビナが開いてしまうことがあるので、1個では安全が確保できないとのこと。
こうなると開くというのを実演して見せてくれた。
実際に事故事例があったらしい。
2個使うのがフランスの山岳ガイドの標準。
僕は日本ではガイドしてもらった経験がないのでよく知らないけれど、本などで見る限りでは安全環付カラビナを2個使うというのは日本ではあまり一般的ではないように思う。
その他、安全環無しのカラビナしかない場合の使い方(カラビナを2個逆向きに使えば良い)やカラビナがない場合のシットハーネスへのロープの結び方などについても教わった。
ディナーのちょっと前にカフェテリアに行ったら先程のネパーリが寄ってきてスパークリング・ワインについての提案が…。小屋のオーナーによると12ユーロのワインはあまり良くないので、16ユーロの方にした方がよいとのこと。
こちらは全く知識がないので素直にお勧めに従った。
ディナーの時に彼がその冷やしておいてくれたスパークリング・ワインを持ってきた。
グラン・パラディソ登頂とデジエが初めて4000m超の山に登ったことそして僕らの結婚30周年も付け加えさせてもらってみんなでお祝いの乾杯をした。
ワインはドライで結構おいしかった。お勧めに従ってよかったようだ。みんなにも喜んでもらえたのでとてもうれしかった。
写真は最初がグラン・パラディソ頂上直下の岩場を下りてきたところ。
両側が切り立った崖でルートは狭い。
2枚目は下りの途中で。左上方の岩場が頂上(だと思う)。
3枚目は下りのシャブー小屋とヴィットリオ・エマヌエレ小屋の分岐点で。
正面奥の氷河はシャブー小屋に通じる。ヴィットリオ・エマヌエレ小屋は左側の氷河(写真では見えないけれど)を下る。
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